まもなくアユ釣り解禁。早い所では5月1日に解禁するが、近年大アユ釣りでよく名前が出る、福井県福井市の九頭竜川を紹介をしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・小林正徳)
尺狙いはスリル満点
九頭竜川の初期は数釣り、中盤から終盤にかけて大アユ釣りが楽しめ、尺アユも狙える。ここ数年私は九頭竜川のダイナミックなアユ釣りにどっぷりハマっている(笑)。
九頭竜川のアユはパワーがあり、アユ対釣り人の真剣勝負のできる川だと思う。激流に立ち込み全身を使い、アユとの真剣勝負はなんとも言えない。豪快な九頭竜返し!寄せ!引き抜きなどの練習のできる川だ。
九頭竜川の終盤のアユは、大きいもので25~30cmオーバーが釣れることが多くなる。重量も300gを超えるので、全て九頭竜返しや引き抜きをしてしまうと、サオが破損するおそれがあるので注意したい。大アユを寄せて取る釣りもスリルがあって楽しい。ぜひチャレンジしてほしい。
オススメポイントは谷口
谷口は初心者からベテランまで楽しめる。トロ場、チャラ瀬、深トロ、早瀬、急瀬といろんな場所があり、数釣りから大アユまで狙えるポイントだ。昨年は尺アユを2匹ゲットしている。
タックル紹介
時期別にタックルを紹介しよう。
初期から中盤
サオががま鮎パワーソニック急瀬9.5m、天上イトはナイロンライン1.2~1.5号、水中イトはメタブリット高比重0.1~0.15号、中ハリスワンピース1.25~1.5号、ワンピース50~60cm、ハナカン7.0~7.5号。ハリは大鮎無双8~8.5号2本ヤナギ、ハリス1.25~1.5号。
中盤から終盤
サオはがま鮎パワーソニック荒瀬10m、がま鮎ロングレンジ荒瀬11m。天上イトはナイロンライン2~3号、水中イトはメタブリット高比重0.2~0.4号、中ハリスはナイロンライン2~3号ワンピース60~80cm、ハナカン7.5~8号、ハリは大鮎要10号、大鮎無双10号2本ヤナギ。
立ち込みに注意して楽しもう
九頭竜川は危険なポイントも多い。流れに立ち込むときは十分注意し、ネオプーレンジャケットを着用しよう。初めて九頭竜川に行く人にアドバイスは次の通り。
(1)川の流れをしっかり見ること。川は100%と言っていいぐらい1本の流れではない。右岸ヘチから芯に向かって強く引き込まれる流れ、左岸ヘチから芯に向かって強く引き込まれる流れなど。九頭竜川は複雑な流れがたくさんある川。注意してほしい。
(2)川に入る前に道具を持たないで川に入り自分の限界の場所、立ち位置を知っておこう。怖いと思ったら無理をせずに自分の限界位置の一歩後ろ、その一歩後ろでゆとりを持って釣りを楽しもう。
天然遡上は数年ぶりの絶好調。九頭竜川中部漁協の解禁日は6月12日(土曜日)だ。
<週刊つりニュース中部版APC・小林正徳/TSURINEWS編>