今さら聞けないアジングのキホン:デイアジング 釣れなくても当然?

今さら聞けないアジングのキホン:デイアジング 釣れなくても当然?

デイアジングはナイトゲームより格段に難易度が上がる。しかしその分、1匹の価値が高く感じるし、パターンにハマれば連発することもある。今回は日中のアジングのキホンを解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

アバター画像
井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

×閉じる

ショア ソルトルアー

デイアジングの2つのアクション

デイアジングにおけるアジの釣法は、基本的にナイトとかわらない。次の2つだ。

1.レンジキープ

リグを一定のレンジに定位させて動かさない「レンジキープ」により、ワームをプランクトンに見せてアジのバイトを待つ。現在、アジのメインベイトはどの地域でも多くの場合がプランクトンなので、この釣り方が最優先で試すべきものとなる。

2.リフト&フォール

リグを海中に沈めて、リーリングとロッド操作で持ち上げてフォールさせる。「リフト&フォール」。これはアジの食性というよりも、習性に合わせた釣法だ。アジは一度視界に入って、再び落ちてくるものに反射的に飛びついてしまうという習性があるらしい。そこでこのリフト&フォールが効く。リアクションバイトを誘発する、アジ攻略の一つの手だ。

デイアジングのポイント

デイアジングで釣果を上げるためのポイントを紹介しよう。

潮通しが良いポイントを打つ

デイアジングのポイントは、とにかく「潮通しがいいポイント」を打つ。どちらかといえばデイアジングでは、夜になると決まってそのポイントに入ってくる居付きのアジを釣るのではなく、海流に乗って回ってくるアジを狙うので、潮が動いていないところではアタリが出ない。

たとえば、夜は好ポイントとなる常夜灯下の漁港のコーナーでも、昼、そこに潮が当たらないようであれば、居付きの個体がいないかだけチェックして、さっさと見切ってしまうことだ。

今さら聞けないアジングのキホン:デイアジング 釣れなくても当然?やっと釣れても小さい、ということも多い(提供:WEBライター・井上海生)

「シェード」を狙う

その他、しばしば、明らかに漁港内にアジの姿が見えるような状況がある。そのような際には、見えているアジを追いかけるのもいい。大体エサ師のサビキに狂っていてワームにはまったく反応しないということが多いが、そんなときは係留している漁船のシェード(影)などを狙ってみる。特に陽が高く水温が上がりきった漁港では、アジは適水温の環境を求めて、漁船のシェードに隠れることがある。打つべきポイントだ。

レンジは「ボトム」

レンジキープ、リフト&フォール、どちらで狙うにしても、デイアジングのレンジは深めである。ボトム付近に付いていると考え、ボトム上30cm、50cm、100cm程度と探っていくと効率がいい。

ワームは「クリア」推奨

おすすめのワームカラーはクリア。その他カラーよりもナチュラルに誘えて、魚に見切られにくい。

今さら聞けないアジングのキホン:デイアジング 釣れなくても当然?ワームカラーはクリア系を推奨する(提供:WEBライター・井上海生)

次のページはでデイアジングのメリットを解説