秋のイカダエギングの基本攻略法4選 船より敷居低く混雑とも無縁!

秋のイカダエギングの基本攻略法4選 船より敷居低く混雑とも無縁!

10月に入り、新子のアオリイカたちもサイズアップして楽しめるようになってきた。しかし陸っぱりでは釣り人が多く、釣り座の確保やイカのスレで、納得のいく釣りができなくなっているのも事実。そこで今回は遊漁船やボートエギングよりも敷居が低く、ストレスなしに楽しめるイカダからのエギングにチャレンジしてみよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ソルトルアー エギング&イカメタル

 

基本的な釣り方

タックルの準備ができたら、まずはエギをキャストし船頭さんから聞いた水深とエギの沈下速度(ノーマルエギで約3.5秒/m)を目安にボトムまでフォールさせ、周囲にいるイカに沈んでいくエギを見せよう。

着底後はすぐしゃくる

着底したらラインを巻かず、軽くバシュッとシャクリを1回入れる。PEラインとエギの特性でエギが真上に跳ね上がり、根掛かりを回避しやすくなる。

またエギを見ていたイカは、この跳ね上がりひとつでスイッチが入るからだ。着底したラインはスラックを取るぐらいならいいが、それ以上巻いてしまうとエギがリーダーに引っ張られて根に掛かるリスクが高まるので要注意。

エギを跳ね上げた後はキレのある動きで、シャクリを連続で入れてみよう。
連続でシャクリを入れると、イカは猛ダッシュでエギのそばに寄ってくる。

フォール中は集中

シャクり上げた後はエギを再び底付近までフォールさせるのだが、ここからが一番集中しなければならないところだ。イカはこのフォール中にしかエギにアタックしてこないので、ラインをよく見てイカのアタリを見逃さないようにしよう。

アタリがなければ方向を変えてエギをキャストし、どんどん探っていこう。
イカダエギングの最大の魅力は、360度全方向がポイントとなることだ。

秋のイカダエギングの基本攻略法4選 船より敷居低く混雑とも無縁!広く探っていく(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

イカダエギングの攻略法を紹介

基本的な4パターンを紹介。

1.アクション

アクションは陸っぱりの釣りと同じで、縦方向のシャクリなら2~3回、横方向へのダートなら3~4回、ショートジャークなら4~5回、スラックジャークなら2~3回を目安に、状況に合わせてシャクリの回数や幅、スピードやストロークを変えていくようにしよう。

2.ロープ周り

イカダは潮や風で動かないようロープで固定されている。イカダにもよるが、通常は四隅からロープが張り出し、海底に沈めたコンクリートアンカーに固定されている。

イカはこの固定ロープやアンカーに着いていることが多いので、ロープにエギを引っ掛けないよう注意しながら狙ってみよう。

3.サイトエギング

キャストしたエギがイカダの近くまで戻ってきたら、ボトムから海面近くまで一気にシャクり上げてみよう。

活性の高いイカがいれば、海面近くまでエギを追いかけてくるはずだ。
偏光グラスをしていれば、エギを追尾してきたイカがよく見えるので、ここでは欠かせないアイテムの1つ。

イカがついてくれば、サイトエギングで抱かせてみよう。

4.バーチカルの釣り

水深が十分あるイカダでは、キャストしたエギがイカダの直下まで戻っても、すぐには回収せずボトムから中層付近でシャクリとフォールを入れて、そのままエギをぶら下げてみよう。

遠くからエギについてきたイカが、このバーチカル(直下)の誘いに乗ってくることが多々あるからだ。

ここでのキモはシャクった後のロングポーズだ。

イカダティップラン

ボートエギングでは、ヘビーウエートのエギを使ったティップランという釣法があることは、エギングをしている人なら知っていると思う。

実はこのティップラン、水深のあるイカダではかなりの威力を発揮してくれる釣法なのだ。

釣り方は簡単で、市販されているティップラン用の軽量ノーズ系シンカーを装着してキャストする。

着底したらシャクリ幅の小さな巻きジャクリ(シャクリを1回入れると同時にリールのハンドルを1回巻く)を一定のリズムで3~7回ほど入れ、すぐにラインを張ってロッドティップにテンションをかけ、エギがこちらに寄ってくるスピードと同調させるようにロッドを立てていく。

このときのエギの姿勢は横方向へスライドするいわゆる水平状態の状態で、5~10秒ほどアタリを待つ。アタリがなければ再びボトムを取って同じアクションを入れる。

ただ、このイカダティップランでは、根掛かりでエギのロスト率が高くなるデメリットがあるので注意しよう。

秋のイカダエギングの基本攻略法4選 船より敷居低く混雑とも無縁!イカエギングの基本の流れ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)