2025年の伊豆エリア、例年であれば水温が下がる時期ですが、2025年2月時点で15度以下にはなっておらず、高水温が続いています。今回は、伊豆をホームとしてエギングを楽しむ筆者が、直近の海況を踏まえながら、春イカシーズンインの時期を大胆予想してみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
2025年の伊豆の春イカを予想
例年であれば水温が下がる時期ですが、2025年2月時点で15度以下にはなっていません。筒系のイカもポツポツと釣れており、今後の展開が気になるところです。
水温の上昇とともに春の大型アオリイカへと移行していきますが、現在は15度以下にならず、一年中産卵に適した水温となっています。

最近の海況
伊豆では季節風とされる北東の風が吹き、東側の海は大荒れの状況です。西へ移動すればよいかと思われますが、石廊崎を境に西風の風裏がなく、釣り場の選択が難しい状態となっています。
水温は水深10m付近で15.8度と比較的高めです。近年、徐々に水温が高い状態が続いており、過去にはこの時期に13度台になることもありましたが、最近はそういった変化がなく、高水温が続くことで磯枯れの原因ともなっているようです。

今年のX DAYは例年より早い?
今年の伊豆ドリーム春イカX DAYは、例年5月のゴールデンウィーク付近と予想されますが、水温の高温化に伴い、今年は「早まる」と考えています。
筆者の読みでは、X DAYはズバリ3月半ば〜4月半ばだと予想しています。
一目置きたいポイントは、ズバリ「磯の回遊」です。藻場が少なくなっている今、潮通しの良い磯が狙い目となるでしょう。湾奥の藻場も視野に入れたいところですが、イカが留まる場所が少ないため、通路となるエリアを探して待ち伏せするのが効果的です。
昨年末にすでに2kg超えのアオリイカを手にし、2月にも2kg超えを釣り上げていることから、間違いなくX DAYは早まると推測できます。
まとまった釣果よりも、コンスタントに大型が釣れるシーズンとなるでしょう。その中には、ビッグサイズも混じるかもしれません。

おすすめのタックル構成
筆者は伊豆の地磯などの立地を考慮し、ロングロッドを使用しています。
ロッド:Xesta アサルトジェット TYPE SSD90
リール:シマノ 19ヴァンキッシュ C3000SDH
ライン:TX-80 0.6号
リーダー:魚に見えないピンクフロロ 2.5〜3.0号
スナップ:BKKスナップ
エギ:DUEL ダートマスター3.5号 / DUEL キャスト喰わせ3.5号 / YOZURI アオリQ 3.5号
ランディンググッズとしては、ギャフとネットを用意しておくのがおすすめです。大型になると、沖でアオリイカが浮くというよりも、足元近くの水面下でのやり取りが増えるため、対応しやすい装備を整えておきましょう。
堤防や磯場、渡船を利用する際には、しっかりとした装備を整えて挑んでください。
大型のアオリイカが釣れるタイミングは限られているため、貴重なチャンスを逃さず、ぜひ手中に収めてください!

<野中功二/TSURINEWSライター>