日本海のマイカ(ケンサキイカ)をターゲットにしたイカメタルゲーム。夏の釣りというイメージが強いが、実際は晩秋まで楽しめ、この釣りのファンの増加もあって秋の終わりまでマイカ釣りを楽しませてくれる船も増えた。今回は、マイカを狙ったイカメタルゲームの基本から応用までをあらためて紹介。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
釣り方のキホン
船がポイントに着くと、船長から「鉛スッテは○号から始めてください。」とアナウンスがあるので、これに基に鉛スッテを選ぶ。ドロッパーは特に指定されないので、好みで選べばいい。
仕掛けを投入したら、リールのカウンターかラインの色を見て、指示ダナまで沈めよう。明るいうちはベタ底か底付近で釣れることが多く、集魚灯が効いてくると中層で釣れだす。
タナについては、ドンピシャで指示ダナに合わせるより、その上下2~3mを誘う。例えば船中で誰かが「35mで釣れた」となっても、そのイカが38mにいて上がっていくスッテを追ってきたのか、33mにいて落ちるスッテを追ってきたのか分からないからだ。
誘いについては、
1.ワンピッチジャーク
ロッドを1回シャクると同時にリールを1回巻くワンピッチジャーク
2.テンションフォール
ロッドを立て、ラインテンションを張ったままゆっくり探り下げるテンションフォール
3.ステイ
前述の2をやった後ピタリと止めて待つステイ
4.シェイキング
手首でロッドを激しく振るシェイキング
これら4つが基本の誘いで、1~4を織り交ぜて誘う。
ちなみに、1は3~5回連続して行い、3は普通は1~10秒、長い時は1分以上待つときもあるが、タナを特定するまでは時間のロスが大きいので、10秒ぐらいで次の誘いに移ると効率的だ。
アタリ
なおフォール中にイカがアタることが多いが、これを拾えるかが重要。スッテの重さで曲がっていた穂先がフッと返ったり、スッテをフリーで落としているときに突然ラインの放出が止まったら、イカが抱いた証拠だ。