梅雨も明け、夏も本番に近づくとシロギスシーズンも最盛期に突入し、釣り欲が湧いてきます。そこで今回は、瀬戸内海の家島諸島上島周辺で、シロギスボート釣行へ赴きました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
1投目から本命キス登場!
期待の第1投。22mに着底、糸ふけを取りサオ先で誘い、プルンプルンと小気味良いアタリが出ます。ここでアワセを入れるとハリがかりしません。少しサオ先を送り込んで食わせる必要があります。
初手から小さいながらも本命のキスで、とても嬉しい1匹目。楽しい釣りの予感です。
ちょい投げの引き釣りで連発
日が高くなるにつれ、プルンプルンのアタリがプルルンルンルーンと大きくなり、やわらかいサオ先を引き込んでいきます。
軟調のサオを手持ちで釣る楽しさが、この釣りの真骨頂になります。ゲストも元気で、常連さんのテテカミ(イトヒキハゼ)に、ガッチョ(メゴチ)がキスと交互に姿を現します。
エサを動かすのを止めるとゲストが来るので、俊足のキス用にエサを動かします。
10~20mくらいのチョイ投げで、底を取り、引いて来るとプルルンルンが続いてくれます。当日は、12~15cmの小型ばかりですが、最大は17cmでした。
キスが元気よく回遊する寄り場を、ごく緩い下げ潮に乗って移動していますが、アタリが遠くなったら、ボートを流す位置を元に戻します。そうすると再びアタリが出始めます。この時は、音に敏感な魚ですからゆっくりとボートを動かします。
最終釣果とおまけ釣行
今日は、最初「ツ抜け」の10匹が目標でしたが、釣果順調で20匹を釣ったら沖上がりに目標変更。実釣3時間の釣りで、上がってから数えたら勘定間違いで19匹だったのはお笑いですが、継続すれば潮どまりまで十分な時間があったので、釣果を伸ばすことは不思議でない釣況でした。
数え間違いの19匹が悔しかったので、17日の朝に同じポイントで短時間勝負をしました。この日は22匹を釣り、2日間で「ツ抜け」の4掛け成功!ここしばらくは安定したおいしいマイポイントができました。
キスを美味しく食べましょう
小さいキスは、頭を取って下ごしらえをし、塩焼きと唐揚げにします。少し型物は、天ぷらも良いですし、頭を付けたまま塩焼きも夏の肴です。
大型が手に入ったら、これはもう刺身が一番。まず日本近海産のキス刺身は、なかなか食することができない貴重品です。いずれにしても、姿同様に上品な味の料理になります。
今回は、塩焼きともうひとつ、フライパンで素焼きにして、軽く塩コショウ、大葉を盛り、オリーブオイルをかけてソテーし肴にしました。あ~うまい!飛び切り上等の素材です。
釣って楽しく、食べておいしい!気軽なキス釣りに挑戦してみませんか。
家島諸島上島周辺
<丸山明/TSURINEWS・WEBライター>