釣果数勝負の投げ釣り大会にてシロギス32匹で優勝【京都・浜詰海岸】

釣果数勝負の投げ釣り大会にてシロギス32匹で優勝【京都・浜詰海岸】

7月7日、京都・京丹後市の葛野浜で投げ釣りの広域団体、全日本サーフキャスティング連盟大阪協会主催のシロギス釣り大会が開催されたので参加してきた。この大会は、大会当日朝にクジでチーム分けを行い、他クラブの人と3人でチームを組んで、釣ったシロギスの匹数合計で競う団体戦である。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・長谷川靖之)

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ウネリで会場変更

大会前日の深夜、クラブメンバーの長岡さん、今本さん、清水さんと合流して1台の車で京丹後市の葛野浜海水浴場駐車場を目指して出発した。エサのイシゴカイとチロリは先発した同じクラブのメンバーが購入してくれている。

途中、深夜の道路を徘徊するシカの群れに注意しながら、午前4時前に現地に到着した。すると風はないものの、大きな波が海岸に打ち寄せており、音を立てている。

「これで釣りができるのかな?」と心配していると、事務局より「会場を葛野浜から浜詰海岸に変更します」との案内があった。

浜詰海岸にて大会開催

浜詰海岸は葛野浜と繋がる海岸だが、前方にテトラの一文字があるため、波止めにになっていて釣りがしやすい場所だ。大会に参加する人たちも、車に乗り込んで続々と移動する。浜詰海岸の駐車場に車を入れて、大会ルールの説明の後、クラブメンバーとともに海岸に散開した。

当日のタックルは投げ竿3.85mに大型スピニングリールのセットで、ミチイトはPEライン0.8号とする。仕掛けは25号の固定式オモリで、モトス2号、ハリはアスリートキス5号、ハリス0.8号の8本バリでスタート。

釣果数勝負の投げ釣り大会にてシロギス32匹で優勝【京都・浜詰海岸】当日のタックル(作図:webライター・長谷川靖之)

はじめはイシゴカイとチロリを交互に刺して、スタート時間の午前5時に第一投。葛野浜の場合は波打ち際で釣れるケースが多いが、浜詰海岸はさらに遠浅の海岸なのと、大会では皆が一斉にオモリを投げ込むので、沖合で釣れるケースが多い。

釣果数勝負の投げ釣り大会にてシロギス32匹で優勝【京都・浜詰海岸】当日の釣り場の様子(画像提供:WEBライター・長谷川靖之)

毎投ヒットで順調!

まずはテトラとテトラの間を狙って6色(150m付近)にキャストする。オモリが着底後、数回リールを巻くと、早くもシロギス特有のブルンとした気持ちのいいアタリが出た。そのまま2色分を探ってから仕掛けを回収する。

波間からオモリに続き仕掛けが姿を現し、先バリに20cmほどのシロギスと、枝バリにワカサギのようなシロギスが2匹ぶら下がっていた。この大会は匹数を競う大会なので、20cmのシロギスも5cmのシロギスも同じ1匹なので、5cmのシロギスも止むなくクーラーに収める。

周囲を見渡すと、隣で釣りをしている長岡さん、今本さん、清水さんもぽつぽつと小型を釣っているが、単発的であまり数は伸びていないようだ。私の方は最初の一投目が遠投で釣れたので、以降も5色以上を中心に投入し1~2色分を引いてから仕掛けを回収するパターンで、素バリなく毎回2~3匹のペースで数を伸ばすことができた。

ところが、このままいけば50匹くらいはいけそうだと思い始めた午前7時過ぎから、波が高くなり始めた。それに伴ってシロギスのアタリもピタリと止まり、数が伸びなくなってしまった。

ポイント移動が奏功!

そこで、少し波が高いものの、前方に一文字がある浜の左サイドに思い切って移動してみた。こちらは人口密度も低く、前方に長い一文字がある。一文字の内側は周囲よりも明らかに波が穏やかで、際に落として仕掛けを引けば期待が持てるのではないか…と思ったからだ。そしてこの予感が見事に的中した。

釣果数勝負の投げ釣り大会にてシロギス32匹で優勝【京都・浜詰海岸】穏やかなエリアへ移動(画像提供:WEBライター・長谷川靖之)

フルキャストでテトラの手前に仕掛けを落とし、少し仕掛けを引くと、プルルンという小さなシロギスのアタリが続く。20mほど引いて仕掛けを回収すると、8本バリに4匹のシロギスが付いてきた。

引き釣りの醍醐味はこの一投多点掛けだ。その後は大会終了の午前9時までの間、このポイントをネチネチと攻め続け、匹数を増やして納竿時間を迎えたので本部前に戻った。

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