5月6日(月)の天気は曇り時々晴れ。暖かい日が続いていたので、朝マヅメを狙って、千葉県印西市を流れる手賀川の分流・八間川に今シーズン初めてテナガエビの様子を見にいく。
弁天大橋でテナガエビ釣り
7時過ぎ、弁天大橋に到着。橋上流の左岸側で竿をだす。
ポイントは護岸に沿って並んでいる消波ブロック帯のなか。水量は多めで、笹濁り状態と条件はよさそう。
タックルは1.8mのノベ竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結ぶ。ハリは細地ソデ1号でハリス0.3号5cmをチチワでミチイトに接続。
ウキは8mmの軸付きセル玉をゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを1個付け、すべてのウキがゆっくりと沈む量の板オモリを中通し状に巻く。エサは赤虫1匹の通し刺し。
まずはゲストから
ウキが水面下10cmぐらいになるよう、ウキ下を調整。水深1mぐらいのブロック穴を探して釣り開始。
竿を上下させて誘いをかけると5分後、ピクピクとウキが動きだし、斜めにジワジワと水中深く消えていく。軽く手首を返してアワセを入れると、ブルッときてツチフキが登場。
続けて、仕掛けがナジむ途中にグリッ、グリッとイブシ銀の婚姻色が美しいオスのクチボソが登場。
飴色のオス登場
なかなか本命が釣れず、しばらくこれらの相手をしていると、これまでせわしなく動いていたウキの動きがピタリと止まり、やっと本命らしきアタリに変わる。
ブロック際をモゾモゾと横移動したあと、スッーと水中深く沈む。ここでミチイトを軽く張って竿を少し上下すると、ピチッ、ピチッとしたエビバックによる感触が手元に伝わり、ゆっくりと竿を上げると尻尾をパタパタさせながら透きとおった鉛色をした1尾目が躍りでる。
体長は5cmとまだ小ぶりだが、長いハサミを持っているのでオスと識別できる。しっかりハリ掛かりしていたので、ピンセットでハリを外すのに苦労した。
アタリのあったポイントを集中的に探るとすぐに次がくる。今度はハサミの短い体長4cmのメス。スケルトンのきれいな体は、まだ抱卵していない。
このあと、同型のメスがクチボソやモロコ交じりでポツポツと釣れた。
ツ抜け達成
9時を過ぎると風で波立つようになり、アタリが取りづらくなってしまう。また遊覧船が通ると波が押し寄せて中断することもあった。それでも粘り強く釣り、10時になんとかツ抜けを達成。これを機に納竿した。
釣果は、体長4~5cm10尾。すべて脱皮したばかりの若い固体のようだった。今シーズンは動きだすのが早いようで、梅雨に入れば数・型とも十分期待できるだろう。
足場がいい護岸上からの釣りなので家族連れにもお勧めできる場所だ。
<週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
八間側