全国的に有名な兵庫県明石のマダコ。美味しさの秘訣は潮の速さ。今回は、市場で高値で取引される明石ダコを船から狙う釣りを紹介したい。疑似餌(エギ・スッテ)とテンヤの比較検証は必見!
エギ&スッテの方が釣れた理由
福三郎の船長いわく、「明石の船マダコでは、潮によってはテンヤがよく釣れる日もありますが、普段はエギ&スッテのほうが釣果が上がります。明石では、そもそもテンヤは漁で使われていたもので、本来は海底を引きずりながらマダコを掛けていきます。遊漁での垂直に下ろす使い方は、本来のものではありません。エギ・スッテは遊漁の釣り方に合わせて作られているので、よく釣れるのでしょう」とのこと。
つまり、船の流し方・流れ方によってマッチングする仕掛けが違うということだ。
是非、当日の潮の流れを見て使い分けてみて欲しい。
今後の動向
明石の船タコはまだ始まったばかり。これから6月後半~7月にかけて浅場に100~300gの新子の群れが発生し、数釣りの最盛期を迎える。全体的なシーズンとしては、例年9月ごろまで楽しめるぞ。
大きなタコもいいが、小っちゃいタコも美味と評判♪人気の明石船タコはすぐに定員いっぱいになってしまうので、ご予約はお早めに。
6月から取り締まり開始
明石のタコは漁業権が設定されており、本来は漁協の組合員でなければ釣ることができない。組合外の船の取り締まりに関して、今年の6月1日から例年より規制が強化された。釣りを楽しむ上で、こういったルールがあることも認識しておこう。
<平塚悠介/TSURINEWS・関西編集部>