大阪府南河内郡太子町にある「フィッシングセンター竹の内」は、自然の溜め池を利用したヘラブナ管理池。良~大型のヘラブナを毎年2tほど放流しており、40cmオーバーも連日ヒットすることもある釣り場だ。また、日本最古の官道といわれる竹内街道(国道166号線)沿いにあり、付近には歴史的名所も多く、日本史の香りが濃く漂っている。

目次
多くの史跡に囲まれて

釣り場の周辺には多くの名所、史跡があり、日本最古の官道といわれる竹内街道の他、聖徳太子の墓所がある叡福寺や古墳群、二上山などなど。釣り場は竹内街道(現在の国道166号線)沿い、竹の内峠の途中にあり、歴史の趣を感じながら釣りを楽しむことができる。
また、春にはサクラが咲いている中で釣りを楽しめたりもする。アクセスは大阪市街からは車で30~40分ほど、南阪奈道路・太子ICを下りて約5分だ。

3本の桟橋に88席の釣り座
池の広さは50m×30mほど。そこに山側桟橋、中桟橋、国道側桟橋と呼ばれる3本の桟橋が敷かれている。座席数は全体で88席だ。

水深は桟橋手前(釣り場入口付近)が1.7m~2m、中程が2.5~2.7m、奥が2.8m前後となっており、桟橋の奥に行くほど底が深くなっていく。
釣り方は底釣りオンリー
また、ここでの釣り方だが、ダンゴまたはウドンの底釣りオンリー。

エサの種類によって釣るエリアが分けられており、山側桟橋と中桟橋の間はウドン・ダンゴ釣りエリア、中桟橋と国道側桟橋の間はウドン専用エリアとなっている。
サイズが自慢!
この釣り場の常連さんがよく口にするのは、「水深がある底釣り専用池だから、ヘラブナを上げてくるまでじっくりとファイトが楽しめるのが魅力。しかも平均してヘラブナのサイズがいいため、10匹も釣り上げたら満足できる」ということ。ヘラブナの平均サイズは30~35cmで、釣れる型に自信あり。さらにいい時では40~50cm級が連日上がることも。

放流について
新べラ放流は年に2回ほど。直近では2024年12月に新ベラの大規模な放流が行われた。その内訳は以下の通り。
2024年の新ベラ放流状況
・12月2日に33~36cm前後を400㎏放流
・12月5日に35~40cm以上を1000㎏放流
なお、好シーズンは春と秋だが、3~4月ごろから工夫次第で好釣果が得られる面白い時期を迎える。5月ごろからは食いも活発になり、9~10月はベストシーズンとなるため、入門者にもお勧めの時期だ。
「10匹釣り上げたら満足」は常連さんの弁だが、放流量が多く魚影が濃いため、数も暖かい時期には安定して20~30匹は釣れる。
受付&支払い方法
釣り場での受付の仕方だが、朝から釣る場合は先に釣り場でサオを出していてOK。午前8時30分ごろに釣り場の人が集金に来る。
昼から釣りをする場合は受付で料金を支払ってからサオを出そう。
好釣果に対する特典も
40cm以上の大スケ(大型のヘラブナ)を釣った人には「大スケ賞」として釣り券、金券が渡される。さらに赤いヘラブナを釣った人にも金券を進呈。

営業は基本的に年中無休。工事や悪天候、年末年始以外はいつでも釣りできるぞ。また、例年の正月には新春釣り大会など(1匹長寸で競う。上位に釣り券)も行われている。
料金・サービスなど
釣り料金
一般=一日2000円、午前10時~1500円、午前11時30分~1200円。高校生以下・女性一日1500円
営業時間
3~10月=午前7時~午後4時30分
11~2月=午前7時~午後4時
休業
定休日は毎週木曜日。12月31日と元旦の他、山林事業、林道、溜め池などの補修工事および悪天候で営業不能の場合は休業
釣り場ルール
▽釣り方
底釣りのみとする(宙釣り、カツウケ釣り、ルンペン釣り、段差釣りは禁止)。
底釣りの際は、両バリとも底に着けること。
エサが着底するまでに食った場合はアワセ禁止。
サオは正面に出すこと。
▽サオ
1人1サオとする。長さは10~15尺
▽ハリス
長さ50cmまで
両ハリスの長さの差は10cmまで
▽ハリ
5号まで
スレバリのみ
▽エサ
ウドン、ダンゴに限る(生エサは禁止)
▽その他
釣り魚の持ち帰りは禁止。予約席には無段で立ち入らないこと
サービス
▽大スケ賞
40~43cm未満=金券1枚
43~45cm未満=釣り券1枚
45cm以上=釣り券2枚
▽赤ヘラ賞
赤いヘラブナを釣った人に金券1枚
▽その他
食堂あり

代表者コメント
「当釣り場では型のいいヘラブナがよく釣れ、大スケの基準も40cmからとなっております。食堂ではお食事や飲み物も購入できますので、お越しいただいた時にはぜひ、ゆっくりと釣りを楽しんでいってください」

アクセス
南阪奈道路・太子ICから約5分。国道166号沿い。
<関西編集部/TSURINEWS>
フィッシングセンター竹の内☎0721(74)5118番。