10月11日(日)、東京湾平和島の本紙協定・まる八の仕立『小粋に江戸前の魚を釣る会 江戸前沙魚』に同行取材した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)
江戸前ハゼを釣る
同会は、3代目・関誠さんの引退に伴い2024年6月に閉店した関釣具店の常連仲間が、当時店主が開催していた「小粋に江戸前鯊を釣る会」を継承したもの。名称を改め、毎月第二日曜に開催している。5~8月はシロギス、9~12月はハゼを狙っている。
幹事は同店に通っていた馬場輝久さん(江東区)。あいさつして、今季6回目となる会にお邪魔した。
同会恒例の記念撮影(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)リール禁止のレギュレーション
ルールは、中通し竿(カーボン・グラスも可)の使用で、リール竿は厳禁。イト巻き仕様であれば、外ガイド付き(水雷竿など)はOK。竿は2本まで、2本バリ可。
6時過ぎ、まる八桟橋に集合。事務所で受け付けを済ませ、座席は抽選で決まる。7時10分、両舷6人ずつ計12人が乗り込み、「なおさん」の愛称で親しまれている飯島船長の舵取りで出港。
ポイントは木更津
運河を抜け、強い北風のなか木更津方面へ。木更津沖堤防内に入ってスローダウンすると、それぞれ愛竿を竿袋から取り出して準備にとりかかる。
8時20分、中の島大橋手前の水深2~3mのポイントで、「お待たせしました。やってみましょう」のアナウンスとともに開始。この日の潮回りは大潮で、満潮は11時ごろ。午前中は上げ潮を狙う。だが、船長はすぐに見切りをつけて港内へ入り、内港公園前の浅場をこまかく探った。
江戸和竿で楽しむハゼ釣り
右舷側では、胴の間の田子英二さん(松戸市)が、竿かづと東光の8尺4寸の2本竿でファーストヒットを飾り、これを皮切りに船中が活気づいた。
トモ寄りの米瀬淳二さん(杉並区)は、関さんが切り盛りしていたころから参加している。竿かづ4尺の水雷竿で魚信を満喫した。
4尺の水雷竿で楽しむ米瀬さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)大ドモの平山欣一さん(江東区)は、SNSで幹事の馬場さんを通じて参加。
幹事の馬場さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)竿貴4尺の水雷竿に、オモリはルアー用のタングステン中通し7gを組み合わせ、小気味いい引きを楽しんでいる。
水雷竿で楽しむ平山さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)ミヨシは、釣り問屋・大森忠商店の大森さん。竿貴9尺と東甚4尺の水雷竿で引き味を堪能した。
大森さんに良型(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)その隣は、大阪府四条畷市から参加の原尾孝一さん。初下ろしの竿かづ流石(さすが)9尺一対竿で引きを味わった。
大阪から参加の原尾さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)さらにその隣は、同会会長の島田逸俊さん(市川市)。まず東亮10尺対竿で引き味を楽しんだのち、竿中水雷竿2尺半(セミクジラ穂先、通称「東西線」)に持ち替えて敏感なアタリを取り、釣趣を満喫していた。
同会の会長島田さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)左舷側の大ドモは、同宿の古くからの常連・平田さん。9尺一対竿で後半にペースアップ。隣の三井さんは長竿1本でじっくり広範囲を探り、良型をそろえた。
長竿一本で良型揃える三井さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)胴の間のおかめ寿司店主・長谷文彦さんは、東作本店の8尺一対竿で150尾超をマーク。
おかめ寿司の長谷さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)その隣は、同会で竿頭を多く数える横川秀樹さん(坂戸市)。超短い水雷竿(セミクジラ穂先)で微細なアタリを捉えて前半を楽しみ、後半は竿かづ12尺一対の長竿で数を伸ばし、ミヨシ寄りの幹事・馬場さんは、六代目東作9尺1本竿でじっくり釣り上げ束超え。
超短い水雷竿で楽しむ横山さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)ミヨシの西山主税(ちから)さん(台東区)は、長谷さんを師匠と慕う。師匠から譲り受けた東作6尺と、自身が初めて手に入れた竿かづ4尺水雷竿を操りながら、ハゼと戯れていた。
水雷竿で西山さん(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)トップは2束
心ゆくまで秋のハゼ釣りを満喫した一行は、13時半に納竿。帰港後は船首に集まって記念撮影を行い、そのあと反省会が開かれた。
釣果は自己申告制で、トップは横川さんで201尾。150尾以上は4人、100尾以上は7人、スソでも70尾ほどだった。型は最大で16cmほど。
仕掛けはおおよそ、オモリ2~3.5号、ハリス0.8~2号(5~10cm)、ハリはキスリベロ、赤ハゼ、川虫バリ、袖の5~7号。
同会は1~4月を除く毎月第二日曜日(12月2回)に開催を予定している。中通し竿でのハゼ釣りに興味のある人は、SNSで検索してみてはいかがだろうか。
飯島直樹船長コメント
「江戸前の魚ならお任せください。乗合ではLTアジやシロギスで受け付けています。仕立では、各種ハゼなどご相談に応じているので、気軽にお問い合わせください」
飯島直樹船長(提供:週刊つりニュース関東版・岩下和弘)<週刊つりニュース関東版・岩下和弘/TSURINEWS編>


