秋に入っても依然、東京湾のタチウオが好調だ。小型主体ながら数釣りを堪能した前回の夏タチウオの楽しさが忘れられず、再び秋のタチウオ狩りに行ってきた。夏のシーズンは終わったが、まだまだ高活性で1日を通してアタリが頻発。23本を手にすることができた釣行の模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・高橋凪)
東京湾で秋の天秤タチウオ釣り
前回は初の夏タチウオに行き、114cmを頭に20本を獲ることができた。あの本アタリを掛けた時の「ドスン!」という気持ちの良い引きを再び味わいたくなり、今回は秋タチウオにチャレンジしてきた。
釣果を見ていると連日トップは40本前後で、前日は50本オーバー。これは期待が持てそうだ。今回は天秤タチウオ初挑戦の友人も同行。タチウオ釣りの面白さを存分に味わってもらいたいところだ。
金沢八景の忠彦丸から出船
今回も前回と同様、金沢八景の忠彦丸にお世話になった。午前7時半に出船し、20分ほどでポイントである走水の台船周りに到着した。水深は50m前後。終日このあたりのタナを探った。
タチウオ釣りはタナ取りが重要
タチウオ釣りは確実なタナ取りが重要である。タチウオは群れでいるため、船長の指示ダナから外れているとアタリが出ない。それどころか、指示ダナより下の層にオモリを投下してしまうと群れを散らすことにもつながるため、他の釣り人の迷惑となってしまう。
そのため、必ずラインのマーカーを見て確実にタナ取りを行おう。
釣れたタナを覚えておく
おおよそ10mの幅を探るようアナウンスされるが、一度釣れたタナを覚えておき、次の投入もそのタナの2~3m下に落とし、そこからエサを見せるようにしゃくり上げてくると、手返し良く釣ることができる場合もある。
ただし、群れの層がバラバラの場合もあるので、必ずしもそれが当てはまるとは限らない。参考程度にしてほしい。
開始2投目でタチウオヒット!
朝イチはかなり流れが速く釣りづらかったが、2投目で「ゴゴンッ!」とアタリ。しかし、これは前アタリ。エサをかじっている段階で、まだハリが掛かっていないため、ここで合わせても乗らない。アタっても食い込むまでは、そのまま上にしゃくり上げてくる。
本アタリを見極めてフッキング
すると「ゴンッ!!」と竿先が引き込まれた!これが本アタリ。ここで軽く聞き合わせを入れ、巻き上げてくる。前アタリで慌てて合わせず、本アタリまで誘い続けることが重要だ。
電動リールにトラブル発生
前回は1日を通して手巻きのリールでやっていたが、かなり腕がしんどかったので、今回は電動リールを借りた。タチウオが掛かって電動のスイッチをオン! ん? 巻けない。どうやら船の電力がうまく伝わらず、リールの電源が入らないらしい。
他の貸竿もなく、何をやってもダメだったので、結局今日も手巻きでやることに。手返しも悪くなるため、本当は電動が良かったのだが、こればかりはしょうがない……。
手巻きで本命をキャッチ
リール問題でモタモタしていたが、魚は付いていそうなのでグリグリ巻いてきて、指3.5本ほどの本命をキャッチ。今日は活性が高そうで一安心だ。友人も早々にタチウオをキャッチしており、楽しそうだ。この細い身体からは想像もつかない引きに驚いていた。
その後も仕掛けを入れる度にアタリが出る高活性ぶり。掛け損じも多々あり、一筋縄ではいかないところもタチウオ釣りの楽しいところだ。掛かる魚は指2.5~3.5本と夏のサイズとほぼ変わらなかったが、引き味が強いので十分楽しかった。
食い上げのアタリで良型がヒット
しばらく釣っていると、誘っている途中で急にオモリの重みがなくなった。「やばい、高切れしたか」と急いでリールを巻くと、「ドスン!」と強烈な重みが乗った。タチウオが食い上げていたのだ。これまでの経験上、軽いなと思ったら良型やドラゴンサイズが食い上げていたということも多い。
それが分からず巻き上げのタイミングが遅れると、ハリス切れや高切れの原因になることもある。誘い上げてくる時にオモリの重さが感じられなくなったら、急いで巻き上げよう。
1mに迫る指4本級をキャッチ
手応えからしてかなりの大物だ。ブワッと浮上したのは間違いなく今日イチサイズ。1mに迫る指4本の良型だった。この直後に友人もヒット! 竿のしなりから、こちらもかなりの大物の様子。上がったのは110cmの大型。夏タチサイズを釣っていたところに、いきなり交じった大型に友人も破顔一笑だ。
良型タチウオが次々(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)大型をハリス切れで逃す
その直後、再び自分に大型が掛かったが、巻いている途中でハリス切れ。それまで何本も釣り上げていたので、ハリスが傷んでいたか……。大型だっただけに悔やまれる。
最終釣果はタチウオ23本
その後も夏タチサイズに遊んでもらい、最終的に23本でフィニッシュ。友人も初挑戦ながら110cmを頭に20本オーバーで、楽しめた様子だった。欲を言えば、あと数本良型が交じれば良かったが、数が釣れたので大満足の釣果だった。
最終的に23本(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)今後の東京湾タチウオ釣りの展望
10月下旬、タチウオの群れは次第に小さくなり、夏の居残り組を拾っている状態だ。冬シーズンまでは、1本を掛けにいくテクニカルな「ムズ面白い」釣りになるだろう。
今後、冬が訪れると浅場か深場になるかは分からないが、脂が乗った冬タチウオの季節になる。釣り方はほぼ同じだが、釣れれば良型主体で重量感を感じる釣りが楽しめる。タチウオたちの今後の動向が楽しみである。
<高橋凪/TSURINEWSライター>


