10月25日、千葉県浦安市の吉野屋から東京湾のフグ釣りに初挑戦した。繊細なアタリを捉える釣りに苦手意識があったものの、船長のレクチャーを受けて無事に本命のショウサイフグをキャッチ。強風やベラの猛攻に苦戦しながらも、考える釣りの面白さを実感した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・二上あや)
初めての東京湾「湾フグ釣り」へ
繊細な釣りに苦手意識があり、これまで挑戦してこなかった湾フグ釣り。今回は食わず嫌いを克服したいという思いと、評判の良い船宿さんに行ってみたくて、千葉県浦安市の吉野屋へお邪魔した。
吉野屋(提供:TSURINEWSライター・二上あや)浦安・吉野屋
吉野屋さんは東京メトロ東西線・浦安駅から徒歩10分程度と、電車での釣行も可能。車釣行派にも専用駐車場が100台分完備されているとのことで、電車派にも車派にもアクセスしやすい船宿だ。
番号札(提供:TSURINEWSライター・二上あや)集合時間の午前6時前に到着すると、すでにたくさんの釣り人が集まっていた。案内してくれる船宿スタッフさんも多く、初めてで勝手が分からなくても安心できた。船宿の受付で乗船料を支払い、同意書を兼ねた出船名簿を記入。
同意書(提供:TSURINEWSライター・二上あや)仕掛けとエサを調達した。船宿前には番号札が掛かっているので、釣り物を確認して札を取る。
吉野屋から出船(提供:TSURINEWSライター・二上あや)船長から湾フグ釣りのレクチャー
船に乗り込んで準備をしていると、船長が釣り方をレクチャーしてくれた。湾フグ釣りには、エサを付けた針で魚を掛ける「食わせ」と、エサに寄ってきたフグをカットウ針で掛ける「カットウ」がある。
フグ釣りの仕掛け(提供:TSURINEWSライター・二上あや)食わせ仕掛けの誘い方
食わせ仕掛けでは、エサを小さく切って針にセットし、針先を必ず出しておくと掛かりが良いとのこと。3~5秒、長くても10~13秒ほど待ち、アタリがなければ再び誘いを入れる。
カットウ仕掛けの操作方法
カットウ釣りでは、エサを食べに来たフグを、手首を返す程度の小さな動きでカットウ針に掛ける。船長によると、波や風でオモリが底に着いたり離れたりする状態では釣りにくいため、オモリを寝かせておくようなイメージで、波風による揺れを体で吸収することが大切だという。繊細な釣りだけに、仕掛けの動かし方や待ち方にもコツがあるようだ。
強風のなかで実釣スタート
出船して走ること小一時間。次第に風が強くなり、暴風に。繊細なアタリを取る釣りには不利な条件だが、食わせ仕掛けをセットし、スタートフィッシングです!
ポイントへ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)早速ショウサイフグがヒット!
水深は10mほどと浅い。仕掛けを落とすと早速アタリが出た。軽く合わせて巻き上げると、本命のショウサイフグ!
フグキャッチ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)幸先の良い始まりに喜び、連チャンしたいところだが、ゲストが活発で、投入するたびにベラが食ってしまい、エサの消費が早い。
釣り座の様子(提供:TSURINEWSライター・二上あや)ベラを避けて宙を探る
そこで、ボトムにいるベラを避けるため、ふわふわと誘い上げて止める、宙を探る作戦に変更した。この動きを繰り返しているとアタリ!合わせも決まり、上がってきたのはフグではなくカワハギ!うれしいゲストです!
ゲストのカワハギ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)アタリが遠のき苦戦
ゲストが活発なポイントではフグも顔を見せてくれたものの、次第に魚のアタリがなくなり、エサが取られることもなく仕掛けが戻ってくるようになった。
釣り場の様子(提供:TSURINEWSライター・二上あや)風も強くなるなか、こんな時にどんな誘いをすればフグのスイッチを入れられるのか。考えながらいろいろ試したものの、数匹を追加して終了となった。
ゲストのカサゴ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)今回は気象条件も良くなく、魚のやる気も薄かったため、難しい釣りとなった。それでも、状況に合わせて誘い方を考える楽しさを実感することができた。
アルファタックル「SHION WANFUGU 175M」
今回使用したロッドは、アルファタックルの湾フグ専用ロッド「SHION(シオン)WANFUGU 175M」。繊細さと扱いやすさを両立したモデルで、全長1.75m、標準自重94g、オモリ負荷は5~15号。手感度を重視した設計で、湾フグ釣りに必要な細かな操作やアタリの把握をサポートする。
ゲストのアジ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)ガイドには糸絡みを軽減するFuji Kガイドを採用し、トップガイドはSiC仕様。黒を基調とした立体感のある塗装も特徴で、手に取りやすい価格帯ながら、上質感のあるデザインに仕上がっている。
湾フグ釣りとの相性
今回の釣行では、風が強く、船も揺れる難しいコンディションだった。湾フグ釣りでは、仕掛けを細かく操作しながら、小さなアタリを捉えることが求められる。特に今回は食わせ仕掛けを使用し、底付近だけでなく宙を探る場面もあった。
ゲストのマダイ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)「SHION WANFUGU 175M」は、風による揺らぎのなかでも感度の伝達が良く、しっかりと魚のアタリを取ることができた。繊細な釣りに苦手意識があった私でも、本命のショウサイフグをキャッチ。湾フグ専用ロッドの扱いやすさを実感できた。
アルファタックル「DINO FUNE 150PH」
今回使用したリールは、アルファタックルの船用両軸リール「DINO FUNE 150PH」。手のひらに収まりやすいコンパクトなボディに、力強く巻き上げられるパワーハンドルを装備。ギア比7.3:1、ハンドル1回転あたりの最大巻上長は約73cm、自重222gという仕様だ。マグネットブレーキやラインメモリーカウンターも備え、湾内の小物釣りからライトソルトゲームまで幅広く対応する。
ゲストのシロギス(提供:TSURINEWSライター・二上あや)ワンフグ釣りとの相性
湾フグ釣りでは、仕掛けの細かな操作に加え、アタリが出た際に素早く巻き上げられることも重要になる。「DINO FUNE 150PH」は、コンパクトなボディで握りやすく、パワーハンドルを備えているため、繊細な誘いから魚を掛けた後の巻き上げまで対応しやすい。
また、今回のように水深10mほどの浅場を狙う釣りでは、仕掛けの投入と回収を繰り返す場面も多い。ハイギア仕様による巻き上げの速さも、手返しの良さにつながる。湾フグ釣りはもちろん、さまざまな船のライトゲームでも活躍してくれそうなリールだ。
初挑戦で湾フグ釣りの面白さを実感
今回の湾フグ釣りは、強風と活発なゲストに苦戦し、簡単には釣果を伸ばせなかった。それでも、初挑戦で本命のショウサイフグをキャッチできたことは大きな収穫。ベラを避けるために宙を探り、カワハギも釣ることができた。
キャッチしたフグ(提供:TSURINEWSライター・二上あや)繊細な釣りは苦手だと思っていたが、魚の反応を見ながら誘い方を工夫する時間も楽しい。食わず嫌いだった湾フグ釣りの面白さを知る、良い釣行となった。
ゲストも多彩だった(提供:TSURINEWSライター・二上あや)<二上あや/TSURINEWSライター>


