荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】

富山県の大将軍丸からアカムツ釣りに出船。朝からウネリが高く、エサ釣りもジギングも苦戦する展開となった。しかし、風と波が落ち着いたタイミングで状況が一変。ジギングで4連発を達成し、大型も交じった当日の様子をレポートしたい。

●富山県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)

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荒木清

小学生前から親の影響で釣りを始め、ハゼやテナガエビ、フナから始まり今じゃあオフショアのマグロまで釣り好きで船舶免許も取り、暇さえあれば船やレンタルボートで大海原へ出ています。

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荒天の富山沖へ出船

この日もアカムツ好きの釣り人たちが、カルナ会館の乗り場に集合。午前5時30分、ジギング組とエサ釣り組を乗せて大将軍丸が出船した。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】大将軍丸で出船(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

岩瀬運河を海へ向けて進むが、運河を出た途端、結構な波がある。船をゆっくり進めながら、午前6時過ぎになんとかポイントへ到着した。ウネリと風がある中、釣りを開始する。

エサの違いによる釣果を比較

今回はYouTubeの企画として、エサの違いによる釣果を比較する予定だった。Zさんはホタルイカ、私はスルメイカとサケ皮を使ってエサ釣りを開始。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】エサ釣りからスタート(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

しかし、波が高く、ミヨシではウネリで体が跳ねるため、立っているとアタリが取りにくい。これは不利だと判断し、座って釣ることにした。

ポイント移動を繰り返すも反応なし

以前釣れたポイントへ船を移動させるが、アタリがない。何度も移動を繰り返すものの、アカムツはなかなか口を使ってくれない。エサ釣り、ジギングともに反応がなく、試行錯誤するうちに時間だけが過ぎていく。ボウズも覚悟する厳しい展開となった。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】朝イチのエサ釣りはアタリなし(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

エサに切り込みを入れてヒット

そこで、エサに少し加工を加えてみることにした。スルメイカとサケ皮の短冊の中央に切り込みを入れ、水中でヒラヒラと漂うようにする方法だ。以前、真鶴でアカムツを釣った際、そのままの短冊ではアタリが出なかったのに、カットすると連発した経験がある。

今回も試してみると、なんと加工後の1投目でアカムツがヒット! 加工が効いたのかは分からないが、ホタルイカを使うZさんより先に本命をキャッチできた。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】エサの切り込みでヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

エサ釣りのタックル

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】アカムツベイトタックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

ジギングに変更でアカムツ追加

右舷のジギングの方にもヒットし、「これからか!?」と思ったのも束の間、再び魚の気配が消えてしまう(笑)。船長も移動を繰り返してくださるが、努力もむなしくノーバイト。このままではエサ比較の企画が成立しそうにないため、私はジギングへ変更することにした。

使用したジグは、BREEDのブルテリア125g、ゼブラグローマットブラック。ブラックはサクラマスジギングでも強いとされるカラーだが、アカムツではどうだろうか。底から1~2mほどリフトしたところで、竿に重みが乗った。引き方からアカムツと確信し、ゆっくりとやり取りして浮上させる。

アカムツはドラグを締めすぎると身切れによるバラシにつながることもあるため、緩めのセッティングにしておくと安心だ。ただし、緩すぎもダメですよ(笑)。

エサよりジグが優勢?

ここで気になったのが、私と右舷のジギングの方にヒットが出ていたこと。エサ釣りの人数の方が多いのに、この時はなぜかジグへの反応が良かった。私もジギングへ変更して早々にヒット。自分の作戦が当たると気持ちいいですよね。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】ジグでヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

バラシが多発

その後はエサ釣りの方にもアタリが出始めたものの、今度はバラシが多発。Zさんも魚をバラしてしまい、悔しそうな表情だ。「少し待ったのにバレた……なんだろ?」船のあちらこちらからも「バレた?!」との声が(笑)。

食いが浅いのか、警戒心が強いのか。それとも、お腹いっぱいで遊んでいるだけなのか? アカムツに聞いてみたいものです。

スピニングスローで狙う面白さ

ここ最近、私がハマっているのが、スピニングタックルでアカムツを狙う「Spinning slow」だ。自分にはとても合っている釣りで、ベイトリールとは違う駆け引きの難しさも面白いところ。アカムツ釣りではあまり聞かないスタイルかもしれないが、実際に釣れる。

私が感じているメリットは、SLJ用ロッドを兼用できることや、細い穂先でアタリを取りやすいこと。また、ジグの落下や巻き上げの速さ、掛けたときのスリルも魅力だ(笑)。

一方、巻き上げ時に無理をすると口切れや身切れにつながる可能性があり、巻き上げのパワーもベイトタックルに比べて劣ると感じている。まだ始めたばかりなので、これからもいろいろと追究していきたい。

風と波が収まると連発!

そして、今回最大のチャンスタイムが到来した。それは、風と波が落ち着いた数時間だ。このタイミングで船のあちらこちらからヒットの掛け声が響き始めた。ここで集中して釣らなければ、この日は厳しい結果になっていたと思う。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】ジグでヒットが連発(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

エサ釣り、ジギングに関係なく、ヒットしたタナを共有すれば、アカムツのいるレンジを絞りやすくなる。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】違うジグでもヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

底付近のリフト&ステイで4連発

私はこのチャンスに4連発!

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】ヒット止まらず(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

底から4mほどまでゆっくり誘い、再び落とし込む。そして、ゆっくりリフトしてステイすると、すぐに「ブルブルッ」と反応が出る。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】面白いように釣れる(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

アタリが集中したのは底から50cm~2.5mほどの範囲だった。フォール中に食ってくることはなく、ほとんどがリフトとステイでのヒットだ。

今回一番の大物は、底からリールを4分の1~2分の1回転ずつ、ゆっくり巻き上げていた際にヒット。4回転目で竿先にアタリが出たため、フッキングを入れた。リアフックが上顎に掛かっていたので一安心だ。

ジギングのタックル

 

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】アカムツジギングタックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

大型アカムツが反応するタナは?

大きなアカムツは、ジグを上まで追ってくるのだろうか。それとも、もともと少し浮いていて、近くを通ったジグに捕食スイッチが入ったのか……。Zさんも1本バリのエサ仕掛けで、底から50cm~2mほど上げたところで同じようなサイズを釣っていた。

となると、上まで追ってきた説が濃厚か? 大型がいるタナは上なのか、それとも……。これからも追究していきたいと思う。

同船者にも大型アカムツ

今回は同船者からも釣果写真をいただいた。上村さんは初心者で、今回はリベンジ釣行。釣果の良かったZさんにいろいろと聞きながら、無事に大型アカムツを手中に収めた。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】同乗者の釣果画像(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

また、アカムツジギング歴10年の方も、前日に続いて富山で釣行。前日は釣果があまり良くなかったそうだが、この日は見事にリベンジ成功! おめでとうございます。

エサとジグの使い分けが課題

今回はYouTubeの企画も考えて、朝はエサ釣りからスタートした。しかし、途中でジギングに変更した判断が良かったのか、悪かったのか……(笑)。後半はエサ釣りでも好釣果が出ていたので、続けていたら面白いことになっていたかもしれない。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】満足すぎる釣果(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

すべてはタラレバだが、やはりエサの強さも感じた釣行だった。今回はエサ釣り、ジギングともに大型が上がり、一番の大物はジグに軍配が上がった。日によってジグが良かったり、エサが良かったりと、状況はさまざまだと思う。次回はさらに大型を狙い、タナもいろいろ探りながら挑戦したい。

荒天で苦戦からの「一転して連発」 風と波が収まった好機にアカムツ4連続ヒット【富山】最終的にこんな感じに(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

<荒木清/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
大将軍丸
出船場所:大将軍丸乗船場

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