明石沖に待望の秋青物シーズンが到来。ベイト反応のあるカケアガリをジグで狙うと、1流し目からハマチがヒットし、60cm超のメジロも連発した。ライトタックルで悪戦苦闘しながら、わずか90分で青物5本を手にした釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
明石沖で秋の青物ジギング開幕!
待ちに待った明石沖の青物ジギングシーズンが始まった。明石海峡のタフなポイントで大物を狙うシビアな釣りではなく、明石沖に点在するカケアガリで、ベイトを追う青物を狙える季節だ。今回の釣行では、一昨年の好調だった秋を思わせるような釣りができた。
ジギング乗合船の釣果情報に「快釣」の文字が並び始めたら、「それ行け!」と出掛けたい。これからはジギング入門にも面白い季節になる。ただ、ここ2年は夏場のイワシや青物の動きが例年とは少し違うように感じている。今年こそ、晩秋まで心安らかに青物を狙わせてもらいたいものだ。
夏の青物はどこへ行った?
播磨灘・明石沖では、例年なら6月ごろからイワシが回遊し、それを食べる50cm台のハマチが釣れ始める。さらに夏本番にはツバスクラスが回遊し、ライトジギングで若魚を狙えるようになり、そのまま9月から本格的な秋シーズンへ入っていく。
ところが、この2年は私が明石沖でそうした群れに出会うことなく秋を迎えた。イワシの回遊が不安定だったのか、それとも別の要因なのかは分からない。少なくとも、私が以前経験していた夏から秋への流れとは少し違っているように感じていた。
明石海峡にブリやメジロの釣果
一方で、明石海峡のシビアなポイントからはブリやメジロといった大型青物の釣果も聞こえていた。しかし、シングルハンドでボートを操船する私には、気軽に狙える場所ではない。私が待っていたのは、明石沖の広いエリアに点在するカケアガリにベイトが入り、そこへハマチなどの青物が回ってくる状況だ。
そして今回の感触では、ようやくハマチからメジロクラスの群れが入ってきたように思えた。レギュラーサイズのハマチが時合いに食ってくるようになれば、短い時間に一気に釣果を伸ばす、私が知っている「明石沖の秋」の始まりだ。
ライトジギングタックルで青物を楽しむ
今回用意したのは、PEライン1.5号、リーダー6号に、#0~1クラスのロッドと150HGクラスのリールを組み合わせたライトタックル。細いPEラインなら潮の影響を受けにくく、比較的軽いジグも扱いやすい。軟らかなロッドでハマチの引きを味わえば、釣りの面白さも倍増する。
力任せではなく、ロッドをしっかり曲げながら魚とやり取りする。これがライトタックルの楽しいところだ。……と思っていたのだが、このタックルで楽しむのは今回まで。結果から言えば60cmを超えるメジロが2本交じり、なかなか大変な思いをすることになった。
次回は#2~3クラスのロッドと300番台のリールを組み合わせ、もう1ランクパワーのあるタックルを用意するつもりだ。青物ジギングでは、釣れる魚のサイズに合わせたタックル選択が、面白さとリスクへの備えの両方につながる。
ボートでカケアガリを狙う
ひとり気ままにボートを走らせ、明石沖の実績ポイントへ向かう。狙うのは、水深30mから20mへと上がっていくカケアガリだ。昨年はここでベイトの反応をほとんど見られなかった。それだけに、祈るような気持ちで魚探を確認すると――。
いるいる(提供:TSURINEWSライター・丸山明)いたいた、ベイトがいる。新しい大潮周りということもあり、なんとなく抱いていた期待感が一気に現実味を帯びてきた。午前6時30分、釣り開始。PE1.5号+リーダー6号のライトタックルに100gの小さめのジグをセットする。カラーはお気に入りの濃赤だ。
結局左上の濃赤だけで完結(提供:TSURINEWSライター・丸山明)フォールを大きく入れて誘う
30mまでジグを落とし、大きなフォールを入れたロングジャークで誘っていく。ジギングでは、速い動きのワンピッチジャークも定番だ。好奇心の強い青物に速い動きでアピールし、反射的なバイトを誘う。
一方、私が多用するのは、ロッドでジグを大きく動かしたあと、ロッドを下げてフォールをしっかり入れる誘い方だ。私の場合、8割ほどはこちら。上から落ちてくるものに青物が反応する場面を何度も経験しているため、フォールの時間を意識して作るのが好きなのだ。
ジグが落ちる途中で、フワッと重さが消える。そんな瞬間がバイトになることもある。ワンピッチとフォール主体の誘いを状況に応じて混ぜながら探っていく。ここにもジギングの奥深さがある。
1流し目からハマチがヒット
水深26m、カケアガリの途中だった。フォール中のジグを食った!糸フケを取り、大きくアワせるとガツンと重量が乗る。上がってきたのは45cmを超えるレギュラーサイズのハマチ。「おはよう、ハマチ君」1流し目から幸先がいい。
おはよう、ハマチくん(提供:TSURINEWSライター・丸山明)さらに2流し目。同じ場所を流すと、また同サイズのハマチが食ってきた。釣って、撮影して、血抜きをして、ボートを潮上へ戻す。シングルハンドなので全部ひとり。ジイは獅子奮迅に動く。
60cm超メジロ浮上!
3流し目。今度は手強い。糸鳴りはするし、魚を浮かせようとしても再び走られてドラグが鳴る。これは間違いなくメジロクラスだ。ハマチの倍ほどの時間をかけて取り込んだのは、嬉しい60cm超のメジロだった。そして次の流しは、もっと引いた。
「これだけ曲がっても折れないでくれよ」そんな気分でロッドを曲げ、6号のリーダーに無理をかけないようドラグを使いながら少しずつ浮かせる。ひとりなので最後の玉網入れも大仕事だ。
無事に収まったのは、先ほどのメジロより一回り太った魚。しっかり肥えた、まさに「ジャイアン」のようなパワフルな個体だった。久しぶりのジギングを、少々なめていました。次回はタックルを1ランク強くし、さらにもう1ランク上の予備タックルも準備しておこう。
たっぷり肥ったメジロ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)90分で青物5本キャッチ!
次の流しでもヒット。今度は先ほどのメジロとは違い、いとも簡単に上がってきた。ハマチサイズになったばかりといった魚だった。同じ青物でも、サイズが変われば引きはまるで違う。これも青物釣りの面白さだ。
これで、メジロ2本とハマチ3本の計5本。リリースをしない私にとって、持ち帰る青物は5本が上限と決めている。時計を見ると午前8時。釣り始めてから、まだ1時間半しか経っていない。時合いはまだ続きそうだったが、ここで沖上がりとした。
最終釣果
90分で5本。良いタイムです。短時間でしっかり釣って、満足したところで帰る。こんな早上がりができるのも、ボートジギングの嬉しいところだ。今回釣れたのはメジロ62~63cm、ハマチ42~47cm。
90分で満足の釣果(提供:TSURINEWSライター・丸山明)狙っていたカケアガリにはベイト反応があり、そこできっちり青物が食ってきた。この群れが今後も明石沖に残ってくれるなら、秋の青物ジギングをまだまだ楽しめそうだ。ジギング乗合船の釣果情報もチェックしながら、これから始まる明石沖の秋を楽しみたい。
<丸山明/TSURINEWSライター>


