秋雨前線の晴れ間となった9月12日、愛知県南知多町の冨具崎港へ釣行した。狙いは堤防周りに潜む根魚。市販の胴付き仕掛けを足元へ落としてみると、小型のグレが次々とヒット。数釣りを楽しんでいる最中、突然竿を大きく曲げる強烈な引きが訪れた。姿を見せたのは、思いがけないゲストのイシガキダイだった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)
冨具崎港で胴突き仕掛けエサ釣り
冨具崎港に到着したのは12時30分ごろ。大潮の干潮前後で水位は低かったが、堤防には多くの釣り人が並んでいた。
人気の釣り場冨具崎港(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)タックル
今回使用したロッドはメジャークラフト「ソルパラ 黒鯛モデル SPX-782M/黒鯛」。リールはDAIWA「REVROS LT2000S」、メインラインはPE0.8号、リーダーにはフロロ3号を接続した。
本日の竿とリール(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)仕掛けは市販の2本針の胴付き仕掛け。ナス型オモリ4号を付け、堤防の足元を探っていく。仕掛けを投入すると、すぐに竿先に細かな反応が出た。
市販の胴付き仕掛け(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)コッパグレが次々ヒット
釣れてきたのはグレの幼魚、いわゆる「コッパグレ」。この日は魚の活性が高いようで、仕掛けを落とすたびにアタリがあった。
ただし今回は根魚狙いの仕掛けを使っている。小さなグレが餌をつついても、すぐには針掛かりしない。竿先に出る細かなアタリを見ながら、魚がしっかり食い込むまで待つ。
「まだかな、もう少しかな」と集中し、食ったところで合わせる。タイミングが遅れると魚が根に入ってしまい、なかなか出てこないこともあった。
今回初めて使用したソルパラの黒鯛モデルは穂先が繊細で、小さなアタリが非常に分かりやすい。コッパグレとはいえ掛ければよく引き、次々とアタリを取っていく釣りは予想以上に面白かった。
嬉しい1匹目はコッパグレ(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)想定外のイシガキダイ浮上
そんな釣りを繰り返していると、突然それまでとは明らかに違う強い引きが来た。竿がグイっと大きく曲がる。
「これはグレじゃない!」
イシガキダイGET!(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)イシガキダイがヒット
ラインを切られないよう、魚の引きを感じながら慎重にリールを巻いていく。水面に浮かんできた魚を見て驚いた。釣れたのはイシガキダイだった。
一人での釣行だったが、思わぬ魚の登場に思わず声が出る。大きな個体ではないものの、これまで釣っていたコッパグレとは比べものにならない力強い引き。黒鯛モデルのロッドもしっかりと曲がり、魚とのやり取りを楽しむことができた。
オモリを変えると分からない?
イシガキダイGETの興奮冷めやらぬまま、すぐさま次の一投へ。こういう調子のいい時ほど、なぜかトラブルは起きる。案の定、その一投で根掛かりを起こし、リーダーごと仕掛けをロストしてしまった。
リーダー結束を横着
本来なら、ここで落ち着いてリーダーを結び直すべきだった。ところが、さっきの一匹で気分が乗っていた私は、早く次を釣りたい気持ちが勝ってしまう。結び直すのを面倒くさがり、PEラインに胴付き仕掛けを直結。さらに手元にあったナス型オモリ2号を付けて、そのまま釣りを再開した。
「まぁ、これでいけるっしょ!」
と、あわてて次の一投。
ところが、それまで頻繁に感じていたアタリが急に分かりづらくなった。しばらく釣ってみたものの違和感。何かがおかしい。そこでオモリを再び4号に戻すと、竿先には再びコッパグレの反応が現れた。
軽いオモリでは安定しない
軽いオモリほどアタリを取りやすいとは限らない。この日の潮や釣り方では、4号の方が仕掛けを安定させやすく、結果として魚の反応を捉えやすかったようだ。
強引到来も痛恨のラインブレイク
再びグレを釣っていると、もう一度「グイッ」と強い引き。
先ほどのイシガキダイを思わせる手応えだった。しかし次の瞬間、「バツン」と音を立てるようにPEラインが切れた。
リーダーを付けず、PEラインに直接仕掛けを結んでいたことを後悔した。
ラインブレイクで途方に暮れる(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)あの魚もイシガキダイだったのか。それともサンバソウだったのか。正体は分からないままだが、潮に合わせたオモリ選びと、リーダーを省略しないことの大切さを痛感する一匹となった。
イシガキダイは塩焼きに
釣ったイシガキダイは塩焼きに。グレは三枚におろして天ぷらにして食べた。
大物狙いの釣行ではなかったものの、コッパグレの数釣りを楽しみ、思いがけないイシガキダイにも出会えた。さらに仕掛けを変えたことで、オモリやリーダーの役割まで実感できた。
イシガキダイは塩焼き(提供:TSURINEWSライター・清水むつみ)今回の教訓。調子が良くても、慌てないこと。横着しないこと。そして何よりすごい魚が釣れた直後の自分を、信用しないこと!
<清水むつみ/TSURINEWSライター>
冨具崎港



