泉大津へチニングに向かった。最近はチヌの反応が順調であり、今回もそれなりの釣果を期待しての釣行である。しかし、現地に到着してみると、いつもの海とは少し様子が違っていた。完全に水潮が入っており、さらに釣り場には魚の死骸が多く見られる。前日の荒天によって海の状況が大きく変わったことがうかがえる。そんな状況でのデイゲームとなった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
前日の荒天で水潮に
前日は大雨。荒天後、一夜明けて泉大津へチニングに向かうと、海は水潮状態だった。普段の海と比べても明らかに雰囲気が違っている。雨水が入り海がかき回されたことで、水色や潮の状態にも変化が出ているようだった。
チニングでは、これまでの釣行で魚が出ている場所や時間帯を基本的な基準にしている。しかし、海況が大きく変わった場合には、そのパターンがそのまま通用するとは限らない。特に今回は前日に荒れているだけに、チヌがどこに移動しているのか、普段と同じ場所にいるのかも分からない。
とはいえ、現地まで来ている以上、まずはいつものように探ってみる。水潮だからといって最初から釣れないと決めつけるのではなく、実際にルアーを通して魚の反応を確認していくことにした。
デイゲームから苦戦
明るい時間帯からチヌを探していくが、なかなか反応が出ない。普段の実績を頼りに探ってもアタリがなく、厳しい展開が続く。チヌ自体はうようよ見えているのだが、まったく食ってこないのだ。
見えチヌうようよ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)チニングでは、魚がいる場所に入れば比較的早く反応が出ることもある。それだけに、どれだけやっても反応がない時間が続くと、海がかなり難しい状態であることを実感する。
デイゲームでは海の様子を目で確認できるため、水色や岸際の状態など、夜間の釣りとは違った情報も得られる。今回は、その目に入ってくる情報そのものが、普段とは違っていた。
魚の死骸が多い泉大津
釣り場で特に気になったのが、前日の荒天後に目立っていた魚の死骸。岸際や海面付近に魚の死骸が多く見られ、前日の荒天が海に与えた影響の大きさを感じさせる状況だった。
カサゴの死骸まで浮かぶ海(提供:TSURINEWSライター・井上海生)普段から釣りをしている場所だけに、こうした変化は気になる。水潮が入ったことだけでなく、魚の死骸が多いという事実も、その日の海を判断する材料になる。
もちろん、魚の死骸があるからといって、それだけでチヌが釣れないと断定できるわけではない。海の中で何が起きているのかを直接見ることはできないからだ。ただ、少なくとも普段とは違う条件であることは間違いない。
カタクチが打ち上げられている(提供:TSURINEWSライター・井上海生)こういう状況では、過去に釣れたパターンをそのまま繰り返すだけではなく、現場で見える変化を意識することが重要だと思う。水色、潮、ベイト、魚の死骸など、釣り場にある情報を一つずつ拾いながら、その日の魚の動きを考えていく。
苦戦の末にキビレ浮上
そんな厳しい状況のなか、長い苦戦の末に、小魚系のワームにようやくキビレがヒットした。待望の一枚!
キビレが出た(提供:TSURINEWSライター・井上海生)爆発的な釣果とはならなかったものの、今回の条件を考えれば、このキビレ一枚には十分な価値がある。何をやっても反応がない時間が続いたあとだけに、魚からの反応を得られたことで、「助かった」という気持ちが大きい。
水潮との戦いが続くのか?
今回はデイゲームから苦戦し、前日の荒天による水潮、見えチヌ、そして釣り場に目立つ魚の死骸と、普段とは違う要素が重なった。結果として釣果はキビレ1枚。それでも、厳しい条件のなかで最後まで探り続け、魚を引き出せたことには意味がある。
なんとか水潮を攻略できたかたちにはなったが、再現性があるかどうかわからない。ここ最近は雨続きだ。次回はまた海の状態が変わっている可能性がある。今回の苦戦を無駄にせず、どんな条件ならチヌが反応するのかを一つずつ積み重ねていきたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>
泉大津


