今年の潮は例年に比べ、現在約20日遅れている。ご存知だろうか。例年なら7月で終わるギマがお盆の今でも釣れている。キスやハゼも遅いと感じた人が多いのではないか。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・大田豊明)
キスはやや遅れ気味?
JOFI愛知では、例年同じ時期に同じ魚種を狙う大会を常滑りんくう釣り護岸で開催してきた。毎回の釣果は、その時々の釣れ具合や長い年月の動向を知る貴重なデータとなる。
6月14日に開催したフレンドリーカップ釣り大会のメイン魚種はキスだ。今年はやや型が小さく、数も出遅れた感じがしており、大会時点で昨年に比べて20日強の潮の遅れが分かっていた。
釣りは理系な遊び?
釣りは数少ない理系の遊びだ。潮や天候は天文学、遠投するには力学、ポイントを知るのは地学など、人の勘だけでは確かな釣果を積み重ねることは難しい。師の広島の鴨谷計幸氏はこう諭した。「釣りの要点はなぁ、一に潮、二にエサ、三に腕。釣りの極意は潮とエサだ」と。
潮は旧暦で動いている。旧暦とは大隠太陽暦のことで、月の運行と太陽の動きによって決まる。難しい話は省くが、旧暦は3年強に一度うるう年が訪れる。新暦のうるう年は年間1日多いだけだが、旧暦は1カ月多い。
つまり1年12カ月がうるう年には13カ月になる。2025年が旧暦のうるう年だった。昨年1年は13カ月(約390日)あった。この影響が今年の潮の遅れにつながっている。
魚の釣れ具合が遅いと感じる原因は潮が遅れているから。キスもハゼもヌメリゴチも6月下旬になっても型が小さかった。6~7月に釣れるギマは7月はほとんど釣れず、お盆過ぎになって良型が釣れている。30度を超す海水温も雨の影響もあり27度前後に下がってきた。
ファミリーでキス釣りに
高校の野球部で活躍していた山田聖也さんからメールを貰った。「暇になったので釣りに行きましょう」と。そこで大潮を狙って、8月15日に愛知県常滑りんくう釣り護岸に投げ釣りに出掛けた。同行は大学生の石黒伸さんと山田ファミリー(両親と高3の聖也さんと小5の陽太さん)の計6人でだ。
8月15日は旧暦7月3日大潮、天気は曇り時々晴、風向南東、風力3m、海水温27.5度、満潮7時17分、干潮13時38分。午前7時すぎに釣り場に到着した。いつもは空いている釣り場だが、お盆休みのため混んでいた。
アジやキスが釣れていた
空いた場所に座を構え、早々に投げ釣りの支度をして仕掛けを投入する。周りの人にキスやハゼを見せてもらった。サビキ仕掛けを20mくらい投げて10cm前後のアジを20匹釣った人もいた。2週間前、私も10~15cmのアジを21匹釣っている。キスバリ3本仕掛けでこんなにたくさんアジを釣ったのは初めてだ。
隣で聖也さんがサオを曲げている。上がってきたのは25cmの丸々と肥えたギマ。石黒さんはキスとハゼの3連と順調に釣れ盛る。
大型ギマをかけた山田聖也さん(提供:週刊つりニュース中部版APC・大田豊明)キスは絶好調
昼までの釣果はキス、ハゼ、小ダイ、ギマというにぎやかな顔ぶれ。キスやハゼの型や数が上向き、シーズンインを感じた。
これから水温もさらに下がってくれば大いに期待できるだろう。
キスダブル(提供:週刊つりニュース中部版APC・大田豊明)時間帯はやはり朝の早い時間帯か夕マヅメからの半夜釣りがいい。今後は大潮回りを狙えばさらに好釣果が期待できると思う。持ち込んだゴミや仕掛けは必ず持ち帰ろう。
<週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>
常滑りんくう釣り護岸


