西伊豆町の安良里漁港で、釣り場予約サービス「海釣りGO」を利用して小物釣りを楽しんだ。今回の主役は、リールを使わない渓流用の「のべ竿」。本格的な磯竿やリールを持ち込まなくても、足元に群れる小メジナの鋭い引きに竿は大きく曲がり、アジやサバ、イサキ、カサゴなどを含む10種類の魚に出会えた。手軽な道具で漁港の豊かさを体感することができ、初心者にも勧めたい釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:釣りドコ・ごっとりくん)
目次
海釣りGOで安良里漁港へ
先日、釣り場を予約できるサービス「海釣りGO」を利用したところ、安心して快適に釣りを楽しむことができた。そこで今回は、西伊豆町の安良里漁港を訪れ、実際に釣り楽しんできた。
予約はUMIGOから簡単
予約は「UMIGO」アプリから行い、釣り場と駐車場を事前に確保。利用時間や場所をあらかじめ決められるため、当日の動きが組み立てやすい。
UMIGOアプリの予約画面(提供:釣りドコ・ごっとりくん)アプリでは釣り場だけでなく、駐車場も予約できる。
予約時には漁港ごとの利用ルールも確認できる。安良里漁港では「岸から20m以上のウキ釣り禁止」や「キャンプ・宴会の禁止」などが定められており、漁港によって内容が異なることも分かった。
アプリで確認できる海釣りルール(提供:釣りドコ・ごっとりくん)利用する漁港に合わせて内容が設定されています。
初めて訪れる場所でも、釣りを始める前に守るべきことを確認できるのは大きな安心材料だ。
釣りドコで海底地形を調べる
海底地形がわかるアプリ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)釣り場選びでは、「釣りドコ」で公開している安良里漁港周辺の海底地形図も参考にした。漁港内外の水深変化を事前に見ておくと、どの場所で魚が集まりやすいかを想像しやすい。
釣りドコで公開している安良里漁港周辺の海底地形図。漁港周辺の水深変化を事前に確認できる。
今回は足元の魚影を見ながら、手軽な道具で近距離の釣りを楽しむことにした。
のべ竿で海の小物釣りに挑戦
漁港の釣りというと、リール付きの竿で仕掛けを遠くへ投げる釣りを思い浮かべる人も多いだろう。しかし今回持ち込んだのは、普段、渓流でヤマメやイワナを狙うときに使っている「のべ竿」だ。リールを使わず、竿先にラインを結んで魚と直接やり取りする、とてもシンプルな釣りである。
仕掛けは、竿先にラインを結び、潮受けウキゴム、オモリ、針を付けるだけ。エサにはオキアミを使った。
今回のタックル(提供:釣りドコ・ごっとりくん)当日、釣りをした「のべ竿」と仕掛けがこちら。シンプルな仕掛けで挑みました。
道具が少ないため準備は早く、足元の魚を観察しながらすぐに釣りを始められる。複雑なリール操作や遠投も必要ないので、釣りの経験が少ない人でも入りやすいスタイルだ。
安良里港で釣り開始
安良里漁港に到着すると、穏やかな港内の広い範囲で海面がざわざわと波立っていた。
当日の安良里漁港の海面の様子(提供:釣りドコ・ごっとりくん)広い範囲で海面が波立っている様子が確認できる。
足元にコマセを撒いてみると、手のひらサイズの小メジナが次々に寄ってくる。魚影はみるみる濃くなり、海面が黒く見えるほどになった。
コマセを撒くと、手のひらサイズの小メジナが集まってきた。
小メジナのコマセ争奪戦(提供:釣りドコ・ごっとりくん)10魚種と出会う
魚群の近くに仕掛けを落とすと、エサが海面に着いた直後に見えなくなった。竿を立てて合わせると、銀色に光る魚体が黒い群れの中から飛び出し、海底へ向かって一気に突っ込む。釣れたのは15cm前後の小メジナ。サイズは手のひらほどだが、のべ竿を通して手元に伝わる引きは想像以上に鋭かった。
黒い魚群となっている小メジナ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)小メジナは針に掛かると下へ下へと突っ込む。細くしなやかなのべ竿は大きな弧を描き、その反発力で魚を少しずつ浮かせていく。同じくらいの大きさのヤマメやイワナを渓流で釣るときよりも、水深のある漁港で掛ける小メジナの方が、引きの重さと鋭さを強く感じた。
体高のあるメジナが海底へ向かって力強く泳ぐため、サイズ以上の手応えになるのだろう。
小メジナとのやり取りを楽しむ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)アタリの多さだけでなく、魚種の豊富さもこの日の魅力だった。小メジナにはメジナとクロメジナが混じっており、岸際の藻場近くに群れているクロホシイチモチも釣れた。
数多く釣れた小メジナ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)
クロホシイシモチ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)サビキ釣りで五目釣り
同行したTAKAPのサビキ釣りでは、鮮やかなタカベやアカオビハナダイも登場。
鮮やかなタカベ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)
鮮やかなアカオビハナダイ(提供:釣りドコ・ごっとりくん)そのほか、小サバ、マアジ、イサキ、アカササノハベラ、カサゴも釣り上げることができ、メジナとクロメジナを含めて合計10種類の魚に出会うことができた。
小さい魚だからこそ味わえる楽しさ
この日釣れた魚は、いずれも15cmほどの小型魚が中心だった。大物狙いの釣りとは違うが、細くしなやかなのべ竿を使うと、一匹ごとの動きや引きが驚くほど鮮明に伝わる。
魚の大きさを競うのではなく、目の前の魚がエサを食べる瞬間、針に掛かって泳ぐ方向、竿に伝わる振動を近い距離で味わえるのが、この釣りの面白さだ。
魚とのやりとりを楽しめた(提供:釣りドコ・ごっとりくん)釣れた魚は小型だったため、魚種を確認した後はすべて海へ戻した。リリースする際は、乾いた場所に長く置かないこと、針を速やかに外すことなど、魚への負担をできるだけ減らしたい。
清掃用具が備え付け
釣りを終える前には、用意されていたブラシやバケツを使い、コマセで汚れた場所を清掃。次に訪れる人も気持ちよく釣りができるよう、使った場所を元どおりにしてから撤収した。
きれいに後片付けしてから帰ろう(提供:釣りドコ・ごっとりくん)海釣りには本格的な道具が必要と思われがちだが、安良里漁港では渓流用ののべ竿一本でも十分に楽しめた。
魚影の濃い安良里漁港で満喫(提供:釣りドコ・ごっとりくん)予約制の釣り場でルールを確認し、足元の魚とじっくり向き合う。そんな手軽で奥深い釣り方は、家族連れや初心者にも相性が良さそうだ。釣り場を守りながら、身近な漁港に広がる海の豊かさを楽しむ方法として、ぜひ一度試してみてほしい。
釣行データ
釣行日:2026年6月24日
釣行時間:5:00開始、10:30頃納竿・片付け開始、11:00撤収完了
釣り場:西伊豆・安良里漁港 向山岸壁
アクセス:安良里漁港の向山岸壁に隣接する駐車場に車を駐めて、釣り場に向かった。
<釣りドコ・ごっとりくん>
海釣りGO安良里漁港

