前日はトップ80杯超と好調だった京丹後沖のイカメタルへ期待を胸に出船。しかし、この日はタナもヒットカラーも定まらない激渋展開に。イカパンチによる身切れにも苦戦しながら、タックルや誘い方を変えてマイカ25杯を手中にした釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中こうじ)
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舞鶴POSEIDONイカメタル
真夏の夜遊び、大人の夜遊びともいわれるイカメタル。今回はシーズン終盤を迎えた京丹後沖のマイカ(ケンサキイカ)を狙って釣行した。今年は台風の影響でなかなか予定が立たず、迷走台風による延期を経て、8月16日に舞鶴の「POSEIDON」から出船することになった。
舞鶴POSEIDON(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)釣り座はくじ引きで
集合時間の1時間ほど前に港へ到着。日が傾くと思った以上に涼しく、車の窓を開けてシートを倒し、しばし休憩する。この出船前の時間も夜釣りの楽しみのひとつだ。17時前に船長が到着し、くじ引きで釣り座を決定。筆者は右舷の胴の間に入り、出船を待った。
前日はトップ80杯超え
POSEIDONは女性船長が切り盛りする舞鶴の人気船。船長によれば、前日はトップ80杯超と好釣果だったという。ここ最近の筆者は海況に恵まれない釣行が続いていただけに、「今日こそは」と期待も高まる。港を出た船は京丹後沖へ。約1時間半走って経ヶ岬を越え、水深73mのポイントにアンカーを入れた。
ポイントへ向かう(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)前日は19時ごろから水深40m付近でアタリ始め、最終的には20m付近までイカが浮いたとのこと。潮が速かったこともあり、この日のスッテは30号指定だった。
オバマリグでボトムを探るも
まずはベイトタックルに蛍光イエローのスッテと赤緑のドロッパーをセットしたオバマリグでスタート。仕掛けを落とすと75mほどで着底した。糸フケはそれほど出ず、数回しゃくるとラインはほぼ真下を向く。釣りやすい状況ではあるものの、潮があまり動いていない可能性もある。
静かなスタート
まずはセオリー通り、ボトムから10mほど上までを丁寧に探っていく。しかし、アタリはない。周囲でもヒットしている様子はなく、静かなスタートとなった。前日のトップは80杯超。「昨日は良かった」で終わってほしくないところだ。
スピニングで広範囲を探る
そこで、アタリを待つのではなく、こちらからイカのいるレンジを探す作戦に変更した。ベイトタックルで細かくタナを刻む釣りから、スピニングタックルを使ってボトムから中層まで広範囲を探る釣りへチェンジ。ボトムからジャーク&ステイで誘いながら徐々に上げ、再びフォールさせる。
待望のマイカがヒット!
水深50m付近まで探ったところで「ポン」と待望のアタリ。フッキングも決まり、この日最初のマイカをキャッチした。サイズは缶ビールほどと小型だったものの、うれしい1杯だ。周囲でもポツポツと釣れ始めたが、小型が中心。
続いて筆者には水深28mでアタリがあり、今度はドロッパーにヒットした。船長はほかのアングラーがヒットしたタナを確認し、その都度アナウンスしてくれる。こうした情報も参考にしながらイカのレンジを探っていく。
30~35mを狙うも連発せず
船内では30~35m付近でのヒットが多いように感じたため、再びベイトタックルへ。27~37mを中心にジャーク&ステイで探ると、ポツリポツリとマイカを追加できた。
しかし、ドロッパーに乗ったと思えば次はスッテ。ヒットカラーもタナもバラバラで、なかなかパターンを絞り込めない。小さなアタリを掛けると、カンナにゲソだけが残ってくることもあった。
イカパンチで身切れが連発
周囲でもゲソだけが上がってくるケースが目立つ。どうやらマイカが長い触腕でスッテに触れる、いわゆる「イカパンチ」が多いようだ。この状態で鋭くアワセを入れると身切れしやすい。一方でアワセを弱くすると掛からないこともあり、なんとも悩ましい。
そこでドラグを緩め、ヒット後はゆっくり巻き上げることで対応することにした。21時になってようやくツ抜けを達成。当初の期待からすると厳しい展開で、目標を20杯へ下方修正した。
シェイク後のアタリでダブル
アタリが小さく掛けにくい状況が続くなか、イカパンチに対して少し違ったアプローチも試してみた。アタリにすぐ反応せず、その場でシェイクを入れて誘い直してみる。すると、今度はしっかりと引き込むアタリが出た。ここでフッキングすると、この日唯一となるダブルでキャッチ。
その後も同じ方法を試したものの、シェイク後にアタリが続かなかったり、掛かっても1杯だけだったりと、必ずしも再現性があるわけではなかった。それでもイカパンチだけで終わってしまうときには、試してみる価値がありそうだ。
最後までパターンを掴めず25杯
その後、風が強くなって船が揺れ始めると、小さなアタリはさらに取りづらくなった。再びスピニングタックルへ持ち替え、広いレンジを探っていく。使用したスピニングロッドはベイトロッドより柔らかく、小さなアタリは捉えにくい。
その一方で、明確に出たアタリだけを掛ける形になったことで身切れが減り、良型のキャッチ率は上がったように感じた。
ただし、浅いと18m、深いと50mでヒットするなど、最後までタナは安定しない。周囲では黒×ピンクのゼブラカラーにヒットが多いようにも見えたが、手持ちにはないカラー。
手持ちのスッテをローテーションしながら探り続けた。試行錯誤を重ね、23時にようやく20杯をクリア。
今回の釣果(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)残り30分のラストフィーバーを期待したものの、大きな連発はなく、最終釣果はマイカ25杯となった。終盤にはややペースが上がり、サイズも良くなったものの、最後まで明確なパターンを掴めないまま納竿となった。
京丹後沖の秋も楽しみ
前日のトップ80杯超という釣果から期待して臨んだものの、この日は一転して難しいイカメタルとなった。タナもヒットするスッテも安定せず、イカパンチによる身切れにも苦戦。それでもベイトとスピニングを使い分け、レンジや誘い方を変えながら25杯まで釣果を伸ばすことができた。
今後展望
京丹後沖のイカメタルは例年9月中旬ごろまでマイカを狙うことができ、その後はアオリイカのナイトエギングへと移行。さらに季節が進めば秋のジギングシーズンもやってくる。今回も課題の残る釣行となったが、しばらくは持ち帰ったおいしいマイカを楽しみながら、次の釣行に備えたい。
マイカに舌鼓(提供:TSURINEWSライター田中こうじ)<田中こうじ/TSURINEWSライター>

