夏本番を迎え、ハゼも順調にサイズアップする季節となった。一方で気になるのが厳しい暑さ。今回は、和歌山県の紀の川で橋の下にできる日陰を活用してハゼ釣りを楽しんだ。約1か月前から大きく成長した夏ハゼとの釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
夏ハゼはサイズアップの季節
7月上旬の前回釣行から約1か月。成長の早いハゼは夏から秋にかけてサイズアップし、釣り応えも増してくる。
橋の下の日陰でハゼ釣り
今回は厳しい暑さを避けるため、橋の下にできる日陰を中心にポイントを選択。途中に休憩も挟みながら、紀の川の右岸と左岸で成長した夏ハゼを狙った。
日陰で楽にハゼ釣り(提供:TSURINEWSライター牧野博)ハゼ釣りのタックル
使用したのは4.2mの並継ぎヘラ竿。軽く操作性がよいため、足元を細かく探るミャク釣りにも使いやすい。道糸にはPEラインを使用。伸びが少なく、ハゼのアタリが手元へ明確に伝わるのがメリットだ。
紀の川右岸でハゼ釣り開始
釣行したのは8月9日。この日は中潮で、干潮が午前9時30分ごろ、満潮が午後5時過ぎだった。まずは上げ潮を狙い、紀の川右岸にある紀ノ国大橋の下へ入った。紀ノ国大橋は大阪と和歌山を結ぶ国道26号(第二阪和国道)の橋で、4車線道路ということもあり、橋の下には大きな日陰ができる。
干潮から約1時間半が経過した午前11時ごろに釣りを開始。若干の風もあり、何より日陰で釣れるため、炎天下に比べて暑さが和らいで感じられる。
10~12cm級が次々ヒット
仕掛けを入れると、早速10~12cmクラスのハゼが姿を見せた。1か月前と比べ、活性だけでなくサイズも明らかにアップしている。
ゴロタ石周辺で連発
このポイントはゴロタ石が多いが、その周辺こそ丁寧に探りたい。水中をよく観察し、少し大きなゴロタ石や深場の周辺へ仕掛けを入れる。根掛かりしないよう慎重に操作すると、サイズアップしたハゼが次々とアタックしてきた。
15cmウロハゼも顔見せ
午後2時ごろまで釣って、ここではハゼ16匹をキャッチ。15cmのウロハゼも姿を見せた。仕掛けは何度か交換したものの、根掛かりによるオモリのロストはなし。
柔らかい竿と軽いオモリの組み合わせが、障害物周辺を丁寧に探る釣りに適していることを改めて実感した。潮が満ちてきたところで前半戦を終了。車に戻り、約1時間休憩することにした。
紀の川左岸でハゼ12匹追加
休憩後は紀の川左岸へ移動。少し日が傾き始めた午後3時過ぎから、北島橋上流側を探った。こちらは護岸から竿を出すため、ある程度潮位が高い時間帯のほうが釣りやすい。前半と同じタックルで探っていくと、ここでも成長したハゼが姿を見せた。
ゲストにはキビレの幼魚やヒイラギなども登場。そして満潮を迎え、潮が少し下げ始めたタイミングで良型ハゼが連発した。このポイントでは12匹を追加し、午後6時に納竿とした。
15cm頭にハゼ28匹
この日の最終釣果は、15cmまでのハゼ28匹。そのうち半数ほどが12cm前後の良型だった。7月上旬の釣行と比較して数はほぼ変わらなかったものの、魚のサイズは明らかにアップ。約1か月で成長した夏ハゼの引きを十分に楽しむことができた。
今回の釣果(提供:TSURINEWSライター牧野博)日陰釣行は大成功
また、柔らかめの竿と軽い仕掛けを使い、橋の下の日陰を中心に釣ることで、真夏の釣行でも体への負担を抑えながら楽しめることを実感した。
秋に向けてさらに期待
強い雨による急激な増水などがなければ、紀の川では秋に向けて引き続きハゼ釣りが楽しめそうだ。左岸のせせらぎ公園はよく知られたポイントだが、右岸にも市民スポーツ広場前など広いポイントがある。暑さが落ち着けば、グループでハゼ釣りを楽しむのにもよいだろう。
ゲストも定番のキビレやセイゴだけでなく、非常にまれながらマゴチがヒットすることもある。秋が深まるとポイントによってはピンギスが交じるなど、多彩な魚が顔を見せるのも紀の川の面白さだ。
なお、橋の周辺は日陰ができて涼しい一方、場所によっては周囲より水深があり、潮流が複雑になることもある。河原へ降りられる場所でも、流れの中へ立ち込んで釣るのは避けたい。
まだまだ暑い時期が続く。十分な飲料水を持参し、適度に休憩を取りながら、安全第一で夏のハゼ釣りを楽しんでほしい。
<牧野博/TSURINEWSライター>
紀ノ川



