テーマは「高原湖に行ってみよう!」。群馬県高崎市にある標高1084mの榛名湖で朝から並びを含めマブナラッシュだった吉田。ところが唐突にしかも前触れもなく、その時はやってきた!
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
アタればマブナ
今期すでに4回釣行してヘラはおろかフナの顔も見られなかったのに、当日は朝からマブナラッシュの吉田。フナが釣れてくれただけで御の字とみるべきなのか、それとも釣り方の問題か。ちなみに釣り方は竿27尺両グルダンゴの底釣りでタチは3本強。底には藻が生えていて、時折10cm未満の細長く軟らかな草がハリに掛かってくる。
朝のうちは霧が立ち込めてローライトだった榛名湖だったが6時を回ると霧がなくなり、雲の中から榛名山が顔を見せはじめていた。つまりクリアレイクにとっては天敵のハイライトコンディションになりつつあった。
「薄暗いうちがチャンスだと思っていたのですが、マブナで終わってしまいました。こうなるとちょっと厳しいかもしれませんね」
晴天ではなく曇天なのがせめてもの救いだが、それでも湖面は無風のベタナギ。通常ならマブナさえも口を使わない条件に感じるが、なぜか当日は活性が高い。吉田だけがそうなら釣り方の問題かとも思えるが、記者を含めて並びの釣友たちも「アタればマブナ」の世界になりつつあった。
ついに待望の1枚目
そこで少し早いがポイント休めを入れたのが7時前。20分ほどエサ打ちをやめて再開すると1投目で再び吉田にヒット。しかしこれまでの経緯があったので「どうせマブナだろう」と高をくくっていた。ところが穂先を見てもマブナ特有の叩くような引きが見られず、竿尻を握っている吉田本人もこれまでとは異質の引き(本命っぽい)と感じたようで横顔に緊張感が走る。
ついに本命がヒット(提供:週刊へらニュース編集部・関口)「でも顔を見るまでは油断はできません」
焦る様子もなく慎重にかつ大胆に魚を浮かせ、姿を見せた途端に吉田が叫ぶ。
「ヘラです!小さいですけど」
タマ網に収まりマジマジと魚をのぞき込み、再度ヘラかどうか確認しガッツポーズ。
ガッツポーズの吉田(提供:週刊へらニュース編集部・関口)どれどれと記者も近づくと、腹回りが赤くなった産卵直後と思えるメスベラで、サイズは39cm超で時刻は7時15分。
「やりました!」
なぜ吉田ばかりアタる?
けっして大きいとは言えないが、それでも貴重な1枚に並びの釣友からも「おめでとう」と祝福ラッシュ。
「いやー正直オデコ覚悟の取材だったので、これはうれしい1枚です。4回も通ったかいがありました」
39cm超えヒット(提供:週刊へらニュース編集部・関口)おめでとう。ところでどんなアタリだった?
「それがこれまでのマブナと何一つ変わりがないんですよ。ズバッといいアタリでした。ただマブナの時はノー触りからでもアタってましたが、この魚はヘラらしく前触れを出してくれました」
1枚釣れたということは続きもあるのか?
ブツ持ちなど撮影を即座に済ませ2枚目を狙う吉田。するとすぐにアタリが出て、もしやと期待するも以降は再びマブナラッシュに。8時半過ぎにそれっぽい引きで上がってきたので「ヘラかもしれません」記者を呼びつけるも、上がってきたのは半ベラ。
だが記者はこの時すでに感じていた。なぜ吉田ばかりアタるのか?
並びには榛名湖に精通した榛名湖常連の釣友もいるし、竿の長さ(ウキが立つ真下の水深)にしても並びと大した違いはない。竿は確かに並びでは3尺ほど長いが、だからと言ってここまでアタリ数に差が出るものなのか?
やはり27尺竿でもめげずにバランス釣りで狙っている恩恵なのか?
次回も「高原湖へ行ってみよう!」です。
榛名湖
入釣料¥700(榛名湖温泉ゆうすげ前に券売機あり)。釣り台・長靴必携。



