東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップ

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップ

釣り仲間の瀬尾博明さんからの誘いで、6月6日(土)、久しぶりに東京湾へフグ狙いで出船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

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新明丸で東京湾フグ釣り

乗船したのは鶴見潮見橋の新明丸。舵を握る林大地船長にあいさつを済ませ、近況をたずねてみた。「例年であれば大貫沖に群れが入って、白子狙いの数釣りが期待できる時期ですが、今年は通常営業。トップでツ抜けできるかどうかの状況です。アタリは誘いがマッチすれば出やすくなりますし、状況を見てどんな誘いが有効なのかアナウンスしますので、頑張っていきましょう」と話してくれた。

この日は、梅雨入り前の貴重な晴れ間。しかも週末ということもあり、22人の湾フグフリークで満船。私と瀬尾さんは、到着時に空いていた左舷胴の間に釣り座を構える。

大型実績のポイントへ

7時半に出船。船長が船を向けたのは、前日ポツポツながら、大型が姿を見せたという第一海堡の北側エリア。

8時過ぎにポイント到着。北東風7m前後。表層は波立ち、プチシケ状態。この日の潮汐は中潮で、7時半ごろに満潮を迎え、14時40分過ぎに干潮。下げ潮のなかを釣ることになる。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップフグ狙いで出船(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

船はポイントを選定し、アンカリング。「お待たせしました。ここから始めましょう。水深は8m。オモリ10号で問題ないと思いますが、潮流が速い場合もあるので、海底で仕掛けが落ち着かないと感じたら、オモリを重くしていってくださいね」とアナウンスが流れスタート。

当日の仕掛けと誘い方

この日使用した仕掛けは、潮受けさせながら、ゆっくりと仕掛け落下を演出できる自作のパラシュート型チラシ仕掛け。潮流はミヨシからトモ方向へ流れ、仕掛けは次第にトモ側へと引っ張られていく。ミチイトはトモ方向へと走るものの、自席から誘いの動きにラグの出ない筋に仕掛けが入ったら、本格的に誘いをスタート。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップフグ狙いのタックル(作図:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

誘い幅は小さく、海底から20cm程度の高さ出しのあと、竿先の位置を変えずに、10号のオモリの重さで仕掛けが潮受けしながら、ゆっくりとカーブフォールするイメージで誘っていく。

着底後はゼロテンション。仕掛けを海底に置いておける時間は、潮流の速さによっても異なるが、この時間帯で7秒程度。

船が風や潮流で振られて誘いの筋がズレたら、仕掛けを一度回収。周りの人のミチイトと重ならないよう、再び前方へとキャストして、誘いの筋を確認しながら釣りを組み立てていった。

本命ショウサイフグ登場

数投ののち、誘ったあとの仕掛けがナジむまでのカーブフォールで、竿先に震えるような違和感。ここでアワセを入れてもカットウバリの位置が把握できていないので、ハリ掛かりさせることは難しい。

しっかりと仕掛けを着底させた直後、ゼロテンションをキープすると、竿先がクッと押え込まれた。すかさず手首を返す程度にアワせる。穂持ち部分に魚の重量感を得たら、追いアワセを入れる。浅場で横走りの抵抗を見せたのは、本命のショウサイフグ。無事に手にできたことで、ホッと胸をなでおろす。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップ試行錯誤してゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

再現性を求めて同じ誘いを繰り返すと、連チャンもあって、ポツポツと数を重ねていく。

瀬尾さんに、アタリの出た状況、海底での仕掛けのイメージを伝えるが、アタリこそ出るものの、なかなかハリ掛かりには至らない。

彼の仕掛けのフォーマットが気になったので、私の自作仕掛けを使ってもらうと無事に本命をゲットし、笑顔を見せてくれた。

潮が速くなり難易度アップ

ポイントを変えるたびに派手さはないものの、姿を見せる展開。昼過ぎに湾奥から速い潮が入り込むと、一層難易度が増す展開に。

そのなかでも、「潮が速いので、アタリを見る時間は短くなりますから、誘いのインターバルを短くして、しっかりと着底が得られる重さにオモリも変えてみてくださいね」と状況に合わせ、釣り方をイメージしやすいていねいなアドバイスがアナウンスされる。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アッププリプリのショウサイフグ(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

私はこの状況でオモリ15号をメインに、20号も使用して釣りを組み立てていった。完全にはオマツリを回避できないものの、船長のアドバイスで速潮下でも、船全体として釣りの組み立てができたことで、船中ポツポツと本命を追釣していくことができた。

トップは13尾

14時半に終了のアナウンス。船中釣果は、20~38cm0~13尾。下船後、船長に話を聞くと、「昨日と比べるとフグの活性は少し下がってしまいましたが、全体としては満べんなく、ポツポツと姿を見られたと思います。ポイントごとに着き方が異なるので、梅雨入りとともに、また状況も変化してくるでしょうし、今日は一カ所で筋を変えながら粘りましたが、実績あるポイントもまだ多くありますので、これからの時期にも期待です」と締めくくってくれた。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップこの時期限定の白子(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

けっして派手な釣れ方ではなかったが、海況を自分の中にインプットしながら、アタリを出すための誘いを駆使して釣りを組み立て、本命をキャッチできたときの喜びが非常に大きい湾フグ釣り。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップ食味は抜群(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

価値ある1尾を目指して、この湾フグ釣りにトライしてみてはいかが。

東京湾の「湾フグ釣り」でショウサイフグを好捕【新明丸】速潮で難易度アップ余すことなく頂いた(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

<週刊つりニュース関東版>APC・田中義博/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
新明丸
出船場所:横浜市・鶴見
この記事は『週刊つりニュース関東版』202年6月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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