清水港に新たな海づり公園がオープン。5月下旬に、かねてより「釣りをやってみたい!」と言っていた6歳の娘のデビュー戦をそこで飾ることができたので、その模様をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)
目次
清水港海づり公園がオープン
令和8年4月29日より暫定供用(プレオープン)開始。当面は土日祝日のみの公開という形でスタートした。
入口から見た清水港海づり公園(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)クランク型の桟橋に120人越えのキャパを誇る。海面まで5m以上の高さがあり手すりの高さも30cmほどなのだが、コンクリ製の床や安全装備の設置により小さい子供でも怖がらずに利用することができた。
一人当たりの釣り座は2mほどで緑のテープで目印がしてあり、よほど混まない限りはゆとりを持って使える広さだと思う。
潮通し良く魚影が濃い
何よりの特徴は潮通しが良くて魚影が非常に濃いことである。現在は利用できる日も限られているのでスレておらずイージーに魚を釣ることができる。狙える魚はシロギス・アジ・イワシ・サバなどの小魚以外にクロダイも良く釣れているらしい。
天候次第で営業しないことも
強風などでオープンしないこともあるので注意が必要。情報は公式Xにて随時更新されている。また、プレオープンということでレギュレーションにも気を使いたい。こちらは公式HPに公開されている。
当日のちょい投げ釣りタックル
ちょい投げ&サビキを想定したので、筆者のタックルは一般的なエギングタックル。娘のタックルは釣具屋でよく見かける竿+リール+ラインがセットになった入門セット。これで十分楽しむことができた。
ライフジャケット着用必須
大切なのはライフジャケットで、着用必須なのだが各自で用意するようにアナウンスされている。自分の物はオフショアで使っている自動膨張式を、娘の物は3歳ごろに買ったSサイズがまだ使えたのでそれを、それぞれ持って行った。
娘用の装備一式(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)ちょい投げとサビキの仕掛け
仕掛けはちょい投げとサビキの市販品。1人当たり2つくらいずつあれば足りると思う。子供用なのを踏まえ短い物を用意する(それか適当な長さで切る)のがコツである。当日は小さい針の仕掛けが圧倒的に良く、ちょい投げは流線針6号、サビキは袖針2・5号のパニックのような物を使用した。
オモリやサビキのカゴなどは竿に合う重量の物を準備。レギュレーションで遠投は禁止されているのと、根掛かりが無いので拘らなくても大丈夫である。
エサ
エサはちょい投げが青イソメ(中)で、200円分で少し余るくらいだった。サビキはマルキューのアミ姫(600g)が使い勝手が良く、釣り終了時点で1/3余るくらいだった。
その他の便利アイテム
水汲みバケツは海面が遠いので、ロープを長めにしておかないと届かない。引き上げるのが大変だったがあると便利なので持って行きたい。筆者は準備しなかったが、キャンプ用の椅子を持ってきているお客さんが圧倒的に多かった。
準備していけば快適に釣りができると思う。駐車場から釣り場までは大人の足でも5分程度歩く。カートなどがあれば圧倒的に楽である。
駐車~受付~釣り座選び
6時半頃に駐車場に到着してすぐにトイレを済まさせる。釣り場からトイレまで遠いので、ここで済ませておかないと後で大変なことになってしまう。受付と支払いを済ませ入場。
釣り座は早い者勝ちのシステムだが、入場時は空いていて釣り座を選ぶことができた。選んだのはクランクの曲がり角付近。向かい風になるが、浮き輪やはしごも近くいざというときにすぐ対応できそうな場所を選んだ。
娘が1投目からシロギスをゲット
最初は娘のタックルにちょい投げをセットしてスタート。キャストして着底まで取り「クルクル巻いたらちょっと止めて、またクルクル巻くんだよ。」と教えて竿を渡す。
しっかり説明を聞いてくれる(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)まさかのアタリ到来
『くるくるぴたっ!』と呪文を唱えながらやっているので、この隙に自分の支度を済ませようと思ったが『なんかゆれてるよ!』と言い出したので確認するとアタリが出ている。ゆっくり巻き上げさせるとなんとシロギス。まさかの第1投目で本命ゲットである。
人生初の釣果(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)キャストも出来るように
いきなり釣れたので本人もご満悦。以降は『おもたいから、いるとおもうよ!『と本人なりにアタリを見極めたり、『おりゃ~!』とはしゃぎながら巻き上げたりして楽しんでくれ、中盤頃には自分でキャストするようにまでなってくれた。
アタリがまったく無くて飽きてしまい『つりってつまんないね……』と言われてしまうことを一番恐れていたのだが、最初から釣れたので真剣に楽しんでもらう展開に持って行けたのが本当に良かった。
自分で投げて自分で釣っていた(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)全力でフォローに徹する
勿論フォローは欠かさない。エサを付け、魚を外し、アタリが出ても乗らなければ仕掛けを替え、キャストをし、ひたすら褒めまくり。自分一人で釣りしている時より体感3倍は忙しく、とても自分の竿を出す暇が無かった。
筆者も竿出すも娘に完敗
シロギスとヒイラギを数匹釣ったところで『おとうさんは釣らないの?』と言われてようやく自分の竿を出す。しかし筆者は釣れないのである。仕掛けはまったく同じものでキャストもエサ付けも筆者が行っている。
違うのはそれぞれが行う誘い方だけなのだが、娘が釣っているタイミングで筆者はほとんど釣ることができなかった。ヒイラギの数は数えなかったが、シロギスは筆者が1匹、娘が5匹と大差をつけられてしまった。
ピンギスではないくらいのサイズ(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)サビキに転戦でアジが入れ食い
日が昇りちょい投げのアタリが遠のいてきたタイミングでサビキ釣りに移行。娘は飽きてお菓子食べていたので、自分の竿で様子を見ることにした。上の方には居ないのだが、底から1m程上げたところでビビビッと小気味の良いアタリが出るタナを発見。上げてみるとマメアジだった。
小さい針の仕掛けなら何でも(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)娘もサビキ釣りに挑戦
何度か繰り返してパターンを確立できたところで娘の仕掛けもサビキに変更。「これ(リールのベール)をパチって上げたら糸が出ていくから、トンってして糸が止まったらパチっを戻して。クルクルクルって3回巻いて、ビビビッて来たら巻いてごらん。」と教えてやらせてみる。
着底が分からないようで適当なタナでベールを戻してしまうのだが、それを調整してやれば入れ食いで釣れてくれる。飽きていた娘も一転やる気になり入れ食いを楽しんでいた。
マメアジ40匹手中
といってもエサ入れ・魚外しはやはり父親の役目。娘の世話を焼く傍らで自分も釣り続けるので本当に一時も休む暇がない。娘も止まらないでマメアジを釣り続けていたので、最終的に40匹のマメアジを釣り上げることができた。
入れ食いの上多点掛け(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)トイレ限界で納竿
やればやる程釣れそうだったが入場から5時間経過した時点でトイレの我慢が限界。大急ぎで片付けて追加料金を払い、ダッシュで駐車場まで戻って事なきを得た。最後はお片付けの手伝いまでしてくれ、夕飯には釣果を料理してもらい楽しい一日を無事終えることができた。
天ぷらやから揚げで楽しめた(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)最終釣果
自分たちで釣ったのは次の通り。
ちょい投げ:シロギス6、ヒイラギ6
サビキ:マメアジ40、ネンブツダイ沢山
釣果(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)このうちネンブツダイは全てリリースした。また、フカセをやっていた釣り師からクロダイのおすそ分けを頂き思いのほか豪勢な釣果となった。
マメアジとヒイラギはから揚げで、シロギスは天ぷらで、クロダイは刺身でそれぞれ頂いたがいずれも絶品。心配した臭みも無く、家族みんなで夕飯に楽しむことができた。
この量でさばくのに30分くらいかかったが、釣行後の疲れた体にはそこそこの重労働。これ以上釣ってしまったら大変になってしまうところであった。
子連れ釣行のコツ
子供はとにかく飽きるのが早い。どんなに魚が釣れている時でも、5分釣り⇒飽きて10分オヤツ⇒また釣り……と目まぐるしく行動が変わる。おやつとジュースは必須アイテムである。
釣った魚を観察できるようにする
それ以外にシースルーバケツもマスト。釣果がだんだん増えていくのがわかるので楽しいし、エアーレーションを入れて生かしておけば観察を楽しんでくれる。
生き物に興味を持ってくれれば(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)ティップの破損対策も必須
夢中でリールを巻くので仕掛け接続部分を巻き込んでしまうのには注意が必要。シモリ玉を入れる・ウキ止め糸で目印をつくる・ドラグを緩めにしておくなど、ティップの破損対策は考えたほうがよいだろう。
絶対目を離さないこと
最後に、安全な施設とはいえ子供は何をするかわからない。足元注意や目を離さないことは大切だが、周辺のお客さんに迷惑をかけないようにも気を配りたい。子供連れのアクティビティはなんでもそうだが、自分ひとりより数倍疲れるのを覚悟していったほうがいい。
暑さ対策をして釣りを楽しもう
大変だったが娘が楽しんでくれ、「またいきたい!」と言ってくれる満足感には変えがたいものがある。これからは暑いシーズンになるが、十分な暑さ対策をして楽しんでみてはいかがだろうか。
<黒犬ちこり/TSURINEWSライター>
清水港





