5月に入り、各地から早期解禁情報が入ってきた。いよいよアユ釣りシーズンの開幕だ。私の住む三重県も5月16日の大内山川を皮切りに、順次解禁していく。そこで今回も私のホームグラウンド、松阪市飯高地区を流れる櫛田川上流を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)
人気の櫛田川
今年の解禁は6月21日。放流は湖産120kgと櫛田川下流で採取された海産遡上のくみ上げ放流300kgを予定。釣り場は大きく分けて、田引地区から上流の本流と森地区で波瀬川と蓮川が合流する。本流には専用区があり海産を放流しているが、上流の蓮川にダムがあり蓮川筋から本流にかけては放水の影響で初期は水温が低く、7月以降が狙いめだ。
櫛田川での仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)しかし放流も少なく、最近の釣果は芳しくなく数釣りは期待できない。ただし釣り人もほとんど入らず、上流でオトリを取って一発狙いも面白い。本流では田引地区の口野々橋から放流されており、管内最下流の放流場所だ。森地区で蓮川と波瀬川が合流する。
波瀬駅(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)国道沿いの波瀬川はダムの影響を受けず、釣り場は合流から上流の栃谷までの約15kmに対し、放流量約1000kgと濃密放流でこちらがメイン釣り場になる。ただし今年は20gの大きめの稚魚が放流されており、例年に比べ放流数は減るが、その分初期から型には期待して良いと思う。
釣り上がっていこう
ここ数年は冷水病も見られず、歩どまりが良く魚影は濃いと思う。ただし渓流相でポイントも小さく、湖産が放流されているため比較的釣りやすく、一度サオが入るとしばらく数は出ない。
反応が悪いと思ったらポイントを変わるか、足で稼ぎたい。渓流相のため高水は釣り下りが基本だが、渇水になると下流から静かに泳がさないと数は出ない。
下流から釣っていく(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)上の写真のようなポイントがメインだが、ここを上流から釣ると1匹掛かると次の魚が取れなくなる。ここでは下流から流れ込みの右岸側と左岸側を泳がせて釣ってから上流に釣り上り、帰りに白泡を上流から釣ることが数釣りの基本だ。
釣り場案内の看板(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)8月になって他の河川が高水温に悩む時期でも、山間部のため比較的水温も低く楽しめる。蓮川筋は合流からダムまでも放流されているが、前述した通り水質も良くなくお勧めできない。ダム上はダム湖産の遡上物が楽しめたが、春先の下見では遡上が確認できていない。
下流からポイント紹介
今回は波瀬川を下流から順次紹介したい。森地区は合流からすぐ上の高橋から上流の笠松エン堤まで、4カ所から放流されている。この区間は最近初期から釣果は芳しくないが、過去には旧鍋倉橋下流の開きや岩盤帯、エン堤下の瀬は実績があった。人が少ない場合は狙いめだ。
笠松エン堤(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)駐車スペースは鍋倉橋の下にあり、笠松エン堤には橋下流を右に曲がって峠から入川できる。笠松エン堤を越えて森の合流から上流に向かって2つ目の橋が笠松橋、乙栗子橋と続く。この区間も最近は芳しくない。
乙栗子橋手前を右に曲がると、昨年紹介した消防道路に出る。ここから上流の新乙栗子橋までは毎年よく釣れる。ここから上流は加波地区。新乙栗子橋から上流の加波橋まで2カ所放流され、加波橋もメインの放流ポイントだ。
この間は川幅も狭く木が生い茂っているため釣りづらいが、その分比較的魚影が濃い。ただし駐車スペースが少なくお勧めはかみや商店下。ここにはオトリも売っており駐車場もある。ここから上流に走りトンネルを抜けると波瀬地区に入る。
旧橋までがトモ釣り区間
トンネルを抜けてすぐ左が一里塚。ここは岩盤が続き、特に昼から実績がある。次に民家を抜けて旧派出所裏のエン堤、すぐ上が小学校、次の橋が波瀬大橋と続く。波瀬大橋手前右側にも駐車スペースがある。ここを越えて左側に道の駅波瀬があり、駐車スペースとトイレもある。
道の駅から上流、彼方地区は放流もなく川は切り立って川通しもできない。ただし彼方トンネルを抜けて左側栃谷方面に降りると新栃谷橋に出る。橋を越えてすぐ下流に走り、旧橋までは川も開けておりここが最終放流ポイントになる。ここから上流は一気に川幅も狭くなるため、ここまでがトモ釣り区間だ。
栃原橋下流(提供:週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之)仕掛けだが、サオは7~8mがお勧め。ハリは高水を除き朝一番は追いも悪く群れアユ狙いになるため、チラシか3本イカリを使っている。
10時ごろから活性が高くなると、4本イカリに交換して攻めの釣りをしている。岩盤ポイントは昼から反応が良くなる。前述した通り小さなポイントのため、アプローチと時間に合わせた釣り方を変えることが数を伸ばすコツだと思う。自分のポイントをいくつか見つけて時間に合わせて移動することがお勧めだ。
水質も良く景色の良い川で楽しく過ごしてほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・川鴉・石橋英之/TSURINEWS編>
櫛田川
問い合わせ:櫛田川上流漁協 TEL=0598(47)0637(組合長宅)


