普段は影を潜めて動かず、狙った獲物は逃さない…そんなイメージがピッタリのマゴチ。容赦なく襲いかかったワームを大きな口からはみ出す姿、それはまるで葉巻を咥えたコワモテ凄腕スナイパー。そんな手ごわい相手にこちらから仕掛けるべく、挑んだ場所は木曽川河口。突如として現れた良型は強烈なファイトを展開、フィッシュイーターの技を見せつけられました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターかにおけ)
ルアーマゴチ釣りシーズン到来
波止釣りのシーズンはゴールデンウィークを過ぎる頃に本格的に始まります。ショアからのルアーマゴチも然り。今期もコワモテの相手を求めて4月から何度かポイントに通っていますが、今のところ累計釣果は1本。
去年の釣果(提供:TSURINEWSライターかにおけ)後はアタリすらない日々が続きました。苦戦を強いられる中、好天、上げ潮、気温上昇が良いものかと考え、狙いを定めた5月11日。晴天、気温高め、13時頃の満潮という好条件で臨むこととしました。
木曽川河口のサーフ(提供:TSURINEWSライターかにおけ)伊勢湾奥サーフエリアで釣り開始
初めに調査目的で向かったのは伊勢湾奥エリア。初めて竿を出す場所だけにワクワク期待を込めてエントリーします。使用するルアーはVIOSベビーバンピー、底ズル引きでの根掛かり回避と飛距離を稼ぐためにフリーリグの仕様とします。
VIOSベビーバンピー(提供:TSURINEWSライターかにおけ)遠浅で広大なサーフ、波も穏やか。砂浜を歩きながら、マゴチさんよろしくーっと海に向かってフルキャスト。
マゴチさんよろしく!(提供:TSURINEWSライターかにおけ)ラインブレイクで場所移動
しかし釣況はよろしくなく、アタリが全くない上に根掛かりラインブレイク、リグを作り直して2、3投…あっやってもーた!PEラインがガイドに引っ掛かったままフルキャストしてブッチン、仕掛けだけが海の彼方へ……。面倒なFGノットを2度も結ぶ羽目となりました。
木曽川河口エリアへ移動
気を取り直してポイントを移動、向かったのは木曽川河口エリアです。いつもの鉄板ポイントへ希望を持ってエントリー。水温を測れば約20℃、マゴチにとっては滴水温といえるでしょう。
水温は20℃(提供:TSURINEWSライターかにおけ)12時を過ぎてそろそろ満潮に差し掛かる時間帯です。この日は長潮、ルアーもあまり流されずロッドワークがしやすい状況、なんとかこの鉄板ポイントで本命に出会いたい。
1時間アタリなし
30分、1時間と時は過ぎ、いまだ本命が現れずアタリも皆無。うーむ今日もキビシイか。川面は南風でさざなみが立つ、そんな初夏ののどかな時間が流れます。空を見上げれば轟音を立ててセントレアに降りていく飛行機、川の中では小魚の群れ。
そっとのぞいてみればみんなで隊列を作って泳いでいます。私も一列に並んだブロックに沿い、いつ現れるか知れないターゲットを求めてキャストし続けるのみです。
不意に待望のヒット到来!
こちらはひたすら仕掛ける、そしてその道のプロはいきなり現れる。予告がある訳もなし。投げては巻きの繰り返しですっかり惰性にハマっていたところ、いきなり不意を突かれる。何か当たって、引っ張られ、重みが乗って……思わずスイープフッキング!
50cm良型マゴチ現る!
ついにきた! 大きく弧を描くロッド、堅めに締めてもジリジリと鳴るドラグ、強烈な引きとともに手元に伝わる首振りアクション。これはマゴチに違いない。バレないようにと願いつつ徐々に間合いを詰めていけば、クリアな水面を通して見えてきたのは茶色の長くて平たいボディ。
満潮で水位も高いので足元まで寄せ、労せずしてネットインです。近くで見ればけっこうデカい、圧巻のベビーバンピー丸飲み。サイズを計れば50cmとなかなかの良型、ようやく出会えた本命マゴチに達成感もひとしおです。
50cmの良型!(提供:TSURINEWSライターかにおけ)今後に期待
木曽川河口では2時間弱の釣行で何とか1本獲りましたが、他にアタリがなかったのでまだまだキツイと感じました。特に気になったのは、水温20℃でも水質がかなりクリアだったこと。
これについて、たまたま釣り場で出会ったウナギ釣りの常連さんと話し込んで気付いたのですが、雪解けの影響がまだ残っているのではということ……最も自然が相手ですから理由は計り知れません。今後暑い日が続けば海況も変わる、そう期待したいところです。
<かにおけ/TSURINEWSライター>
木曽川河口



