大漁の喜びと同時に頭を悩ませるのが、釣った魚をどう保存するかという問題だ。せっかくの釣果も処理や保存が不十分だと美味しさを損なってしまう。そんな悩みを解決してくれるアイテムが、真空パック機「Suseal Home(スシールホーム)」だ。今回は、この便利なアイテムをリヴァスポット早戸でのエリアトラウト釣行で使用し、釣り場での保存から自宅での調理までをレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・藤田)
早戸川でエリアトラウト釣行
9月13日(土)、神奈川県相模原市にある管理釣り場「リヴァスポット早戸」へ向かった。あいにく朝から雨模様で、レインウェアを着込んでの釣りとなったが、この日は特別放流が行われる日。ニジマスに加えてヤマメやイワナも放流されるということで、期待は高まるばかりだ。
リヴァスポット早戸とは
リヴァスポット早戸は、早戸川を区切って作られた管理釣り場で、川の流れをそのまま活かした渓流タイプのエリアが特徴だ。ポンド型のエリアとは異なり、ネイティブトラウトの雰囲気を味わえる点が魅力となっている。
晴れた日のリヴァスポット早戸(提供:TSURINEWS編集部・藤田)また、施設内では指定の場所でBBQも楽しめるため、ファミリーで訪れればアウトドアレジャーを丸ごと堪能できる。
アクセス面では、電車とバスを組み合わせても不便がない。今回は橋本駅からバスを利用し、事前に連絡しておいたため最寄りのバス停から送迎も受けられた。車を持っていないアングラーでも安心して通える釣り場だ。
レストハウス(提供:TSURINEWS編集部・藤田)さらにレストハウスには食堂が併設されており、マスを使った豪華な定食を味わえる。昼食にはマスのアライ定食をいただき、釣りだけでなく食の面でも満足感を得られた。
昼食に頂いたマスのアライ定食(提供:TSURINEWS編集部・藤田)使用タックル
使用したロッドは、ペンタスティック4LBクラスにオプションソリッドを組み合わせたもの。リールはステラ2000Sをセットし、ラインはユニチカの低伸度ナイロン3lbを使用した。エリア内は岩が多く点在しており、ラインが擦れやすいため、多少強度のあるセッティングを選んでいる。
ルアーは1.0〜2.4gのスプーン、シンキングミノーを軸に、放流直後の場面ではシルバークリークスピナー(金カラー)も投入した。
使用タックル(提供:TSURINEWS編集部・藤田)放流直後に釣行開始
雨が降りしきるなか気温は下がり、トラウトの活性には好条件。ちょうど竿を出すタイミングで放流が始まり、目の前に次々と魚が入っていった。
高活性が期待できる状況だったが、放流用の赤金スプーンをローテーションしてみてもアタリがない。同じ区画のアングラーたちは次々とヒットさせているのに、自分にはなかなか反応がないという状況が続いた。
最初に入った釣り座(提供:TSURINEWS編集部・藤田)スピナーに放流魚がヒット
そこでシングルフックに交換したシルバークリークスピナー(金カラー)を投入。ネイティブトラウト向けのルアーだが、流れのある管理釣り場なら効果を発揮するだろうと考えて選択した。
すると狙い通り、25cmほどのニジマスがヒット。流れの効いたエリアで育った魚は引きが強く、手元に伝わる力強さを楽しむことができた。
金のスピナーでヒットしたニジマス(提供:TSURINEWS編集部・藤田)ランガンで連発
リヴァスポット早戸は広大なフィールドを誇るため、反応がないときはランガンで探るのが有効だ。しばらくすると雨が止んだため、そのタイミングでこまめに場所を移動することにした。
上流方面に場所を移動(提供:TSURINEWS編集部・藤田)ランガンでキャストを続けると、プレッソイヴ1g(カラシカラー)で次々と魚がヒットした。
川の流れにギリギリ負けないレンジをキープしつつ、表層をスローに引いてこられるルアーが効いたようだ。高い活性とレンジ攻略の両方がかみ合い、連発劇につながった。
1gのスプーンにヒット(提供:TSURINEWS編集部・藤田)最終釣果
最終的には20〜25cm前後のニジマスを複数匹キャッチすることができた。放流直後の高活性に加え、ルアーローテーションを意識したことが結果に直結した印象だ。
流れのあるエリアに強いスピナーや小型のスプーンを組み合わせ、積極的にランガンしたのが釣果の要因となった。気温は下がったものの、攻め方自体は夏パターンを踏襲する必要があると感じさせられる一日だった。
ヒットした魚はすべてニジマス。この日はヤマメとイワナには出会えなかったが、自然豊かなロケーションで釣りを存分に楽しめた。
元気なニジマスの引きの強さを楽しめた(提供:TSURINEWS編集部・藤田)釣り場で真空パック化
この日釣れたニジマスのうち5匹を持ち帰ることに。持参したハサミで内臓を処理し、その場でSuseal Homeを使って真空パックを行った。
持ち帰ったニジマス5匹(提供:TSURINEWS編集部・藤田)操作はシンプルで、電源を入れて真空モードから「MOIST」を選ぶだけ。ボタンの数も少なく直感的に扱えるので、初めてでも迷うことはない。
シーリングモードでパッケージ(提供:TSURINEWS編集部・藤田)真空パックにした魚は、お店で売られているかのような美しい仕上がりになり、贈り物として渡しても喜ばれるはずだ。
しっかりと真空パックにできた(提供:TSURINEWS編集部・藤田)真空モードと外部吸引モードの両方を試したが、どちらも釣り場で問題なく使用できた。
外部吸引モードを活用(提供:TSURINEWS編集部・藤田)充電式で持ち運びやすい点もありがたく、釣ったその場で鮮度を保てるのは大きな魅力だ。
こちらもしっかり真空パックに仕上がった(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

