春の訪れとともに、紀北エリアでもキス釣りの兆しが見え始めた。厳冬の影響で出足は鈍かったが、4月中旬からチョイ投げや遠投で良型の釣果が確認されている。本記事では、早場の狙い方や実釣の様子、今後の展望までを詳しく紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・牧野博)
芳養でキスを3匹キャッチ
4月19日、午後1時ごろから、3月末に釣果があった大屋のトンネル近く、消波ブロック帯の護岸から遠投で狙った。アタリはまだ散発的だったが、主に4色ゾーンでキスの反応を捉えることができた。
夕まずめには手前のポイントでも良型のシグナルがあり、惜しくも針掛かりには至らなかったものの、釣果としてはキス17cmまでを3匹、加えてチャリコと木っ端グレがヒット。3月末と比較して、近場での魚信が増えている印象だった。
本命に加えてゲストも釣れた(提供:TSURINEWSライター・牧野博)田ノ浦で20cm級キス手中
4月20日、午後6時ごろから、紀北エリアの田ノ浦漁港内をルアーロッドを使ったチョイ投げで探った。最初に反応を見せたのはピンギスだったが、その後は7時半ごろまでの短時間で20cm級のキスが2匹登場。いずれも明確な魚信で姿を見せてくれた。
紀北のキスも、いよいよ本格的に動き始めたようである。
20cm級シロギスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・牧野博)田ノ浦&紀ノ川でキス6匹
4月27日、午後1時ごろから約2時間、田ノ浦漁港でのチョイ投げで20cmまでのキスを3匹キャッチ。その後、紀ノ川河口へ移動し、右岸の河口大橋上流側の護岸から遠投で狙った。
当日は斜め前からの強風が吹いており、飛距離は伸びなかったものの、4色〜5色ゾーンで散発的に魚信があり、午後6時半までに3匹のキスを追加でキャッチ。
この日の合計釣果は、キス20cmまでを6匹、ガッチョが1匹。いずれも15cm以上のサイズで、ピンギスは確認されなかった。
田ノ浦漁港と紀ノ川河口での釣果(提供:TSURINEWSライター・牧野博)今後の見通し
水温が徐々に上昇するにつれ、近場のポイントでもアタリが多くなるだろう。特に5月の連休を過ぎた頃からは、チョイ投げでも2ケタ釣果が期待できるようになる。紀北エリアでも、キスがいよいよ投げ釣りの射程に入ってきた。
<牧野博/TSURINEWSライター>

