普段は海でのカヤックフィッシングに親しむ筆者が、知人の提案をきっかけに初めて湖でのワカサギ釣りに挑戦。カヤックで出艇できる場所探しや道具の準備、釣法の研究を経て迎えた初釣行の様子をレポート。足漕ぎカヤック「アウトバック」での実釣体験と、ワカサギ釣りならではの魅力も紹介します。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福永正博)
使用タックルを紹介
ここからは、ホビーカヤック・アウトバックでのワカサギ釣りで使用したタックルをご紹介していきましょう。
今回使用したタックルは、「藤本重兵衛商店のカーボンわかさぎ竿(120cm)」に、引き出しの奥に眠っていた大昔のベイトリール「シマノ バンタム100」を装着し、ラインはPE0.3号を巻いています。
思い出のクラシックリールを装着(提供:TSURINEWSライター・福永正博)1. 竿
ドーム船でのワカサギ釣りでは電動リールに穂先を装着するスタイルが定着していますが、カヤックワカサギ釣りには長めの竿と手巻きリールの方が適しているでしょう。
なぜなら、カヤック上でたくさんハリが付いた仕掛けを扱うには長い竿の方がトラブルを回避でき、多点掛けによる釣果アップも望めるからです。
2. リール
リールに関しては、ベイト(両軸)、スピニングどちらも使えますが、竿とのバランスを考えると小型で軽量なモデルが向いています。
ベイトのワカサギ専用モデルには、水深が把握できるカウンターや、任意のタナで仕掛けを止めるタナストッパーなどが付いており効率的です。
ほかの釣りとも兼用したい場合は、軽いオモリでもスムーズに落とせるベイトフィネスリールが良いですね。スピニングならば、1000〜2000番のモデルがおすすめです。
3. 仕掛け
今回の仕掛けは、「ショートハイパーパニック7」を使用しました。ワカサギ釣りカラバリ仕様の定番である、ハイパーパニックのショート版ですね。
ワカサギ釣りの醍醐味である多点掛けを狙いたいとはいえ、いきなり14本バリをカヤック上で扱いきれるか不安だったので、7本バリで短めの仕掛けをチョイスしました。金色のハリとティンセルが、水中でキラリと光りワカサギを誘ってくれます。
ただし、かなり細いラインで構成されているので、ていねいに扱わないとすぐに切れてしまうため要注意。使用前に台紙を水で濡らして柔らかくしておくと、エダスを切らずにハリを外すことができますよ。
当日使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター・福永正博)4. オモリ
ワカサギ釣り用のオモリは、底部に下バリを追加するためのハリスどめが付いているのが特徴です。
重たいオモリがひとつあれば、どこでも底取りができるだろうと考えてしまいますが、オモリがドスンと着底するとワカサギが逃げてしまうことがあります。
そのため、水深7mなら7g、水深10mなら10gといった具合に、水深に合わせられるよう何種類か用意しておきました。
水深でオモリを使い分ける(提供:TSURINEWSライター・福永正博)5. 魚探は必須
カヤックワカサギ釣りの必需品といえる魚群探知機は、「ホンデックス PS-611CN」。といっても、普段カヤックフィッシングで使っているものを装着しただけですけどね。
外海から内陸部の河口湖まで、等深線があらかじめ記録されているので、初めての釣り場でもカーナビのように水深がわかってポイント探しに大活躍します。
当然ですが、ワカサギの群れもバッチリ映し出してくれましたよ。
ワカサギの魚影を確認する(提供:TSURINEWSライター・福永正博)カヤックフィッシング入門時の不安を全て解消!『カヤック特集』を読む

