「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもう

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもう

渓流シーズンが始まっておよそ一カ月半程度が経過した。水温も徐々に上昇し、そろそろ良型が顔を出し始める頃だ。著者は美味な渓流魚を家族で食す分だけ持ち帰るのだが、その際に併せて採集しているご馳走がある。今回は、渓流釣りと共に楽しめる「野草採集」にフォーカスしていきたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

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荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

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オススメ野草その1 アブラナの仲間

ではここから、著者が実際に採集・実食してみた上で「これなら毒草と勘違いすること無く安心だ」と自信を持ってオススメする、初心者向けの野草を紹介したい。まずはアブラナの仲間だ。

見分けが簡単

春になるとお浸しやカラシ和えで食べたくなる「菜花」は、アブラナ科の総称。二月頃からスーパーや道の駅などで購入できるが、実はどこにでも生えているポピュラーな野草だ。三月~五月には特徴的な黄色い花が咲くので、見間違えることも無い。

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもうアブラナ科の花(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

心配な方は、事前に茸本氏の動画で予習しておくと安心だ。

仲間が沢山いる

アブラナ科は外来・在来共に比較的多くの種がみられ、さらに交雑しやすい。そのため、「これはアブラナ科の○○だ」と特定するのは比較的難しいが(同定という)、基本的にはどのアブラナ科も食すことが出来るので安心だ。

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもう形は違えど全て食べられる(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

このように、一か所で採集しても葉の形が違う種が混在しているが、多少味に違いはあるものの全て美味しくいただけた。むしろこの味の違いを楽しむのも一興と言えるだろう。

採集の仕方

これは野草採りの基本になるのだが、必ず食べる分だけ採集しよう。その際も一株から沢山の部位を採集するのではなく、脇芽や茎・葉を1~2本分ずつ採集し、根の周囲は傷つけないようにしたい。

好みの味を見つけたい

河川敷に生えている複数の種類を食べてみたが、著者は茎の色が紫色で、1本の茎がぐっと伸長しているタイプが好みだった。えぐみ・渋み・苦味が非常に少なく、繊維が柔らかくて爽やかな香りがあるので、大変食べやすい。道の駅で販売されていた「のらぼう菜」と瓜二つなので、おそらく野生の「のらぼう菜」だと思われるのだが、正直確証はない……。

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもうこちらが(おそらく)のらぼう菜?(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

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