「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもう

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもう

渓流シーズンが始まっておよそ一カ月半程度が経過した。水温も徐々に上昇し、そろそろ良型が顔を出し始める頃だ。著者は美味な渓流魚を家族で食す分だけ持ち帰るのだが、その際に併せて採集しているご馳走がある。今回は、渓流釣りと共に楽しめる「野草採集」にフォーカスしていきたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

アバター画像
荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

×閉じる

お役立ち その他

野草を食べる「野食」

まずは、野草を食べる「野食とは?」というテーマと、渓流釣りを楽しむ著者が野草を食べる事になったきっかけを紹介したい。

その雑草、食べられる?

著者は子供の頃から、道端に生えている野草を片っ端からしから口に運び、「これは食べられそう」「これは口がしびれるから危険?」といった遊びを繰り返し、稀にお腹を壊しては母に怒られていた。

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもうどの雑草が食べられる?(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

自然を愛するアングラーの皆様の中には、同じような経験をお持ちの方は多いのではないだろうか。当時は真剣に食す機会が無かったため、いつしか「食べられる雑草に詳しくなりたいな」という希望を持つようになっていた。

山菜への憧れ

社会人となり念願の渓流釣りデビューを果たした著者は、唯一知識の中にあった有名な山菜・フキノトウを発見して持ち帰り、食したことがあった。この頃の著者は「いつか山菜採りも楽しみながら釣りをしたい」という欲求があったが、正しい知識も無く、クマや遭難の危険から踏み出せないでいた。

Youtuber茸本朗氏を知る

ある時著者は、「そういえば子供の頃に河原で食べたネギ臭いあの野草、何だったのかな?」と疑問を持ち、「食べれられる野草」についてYoutubeで調べていたら、「野食ハンター」こと茸本朗氏の動画にたどり着いた。野草・キノコ・ジビエから、釣り・ガサガサで採集した魚介に至るまでを網羅した茸本氏の動画は非常に興味深く、その中に登場する幾つかの野草に見覚えがあった。著者が最初に拝見したのはこちら、「ノビル」についての動画だ。

そう、著者が子供の頃に齧った「ネギ臭い葉っぱ」は、立派な食用野草であるノビルだったのだ。

実は身近な野食材

茸本氏の様々な動画を拝見した後、渓流釣りを楽しむついでに「食べられる野草があるかも?」という目で周囲を注意深く観察してみると、実に様々な野草がある事に気付いた。山奥まで行かなくても案外沢山の「食べられる野草」があるので、今現在は茸本氏の図鑑を片手に楽しんでいる。

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもう大変読みやすい茸本氏の図鑑(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

河川敷の物は採集可

動画内で茸本氏も言及しておられるが、基本的に河川敷の物は「河川法」等によって規定されており、国定公園などに指定でもされていない限り、基本的には採集が可能だ。だが、「木や竹を切る」といった行為の他、「地形改変」や「漁業権のあるものを採集」は当然ながら禁止となっている。

「近場の河川敷は食材の宝庫!」美味な野草採集のススメ 釣りとセットでも楽しもうこちらは美味しい桑の実(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

今回の「野草を摘む」という行為は問題ないと言える。ただし、希少種の有無や採りすぎには十分に注意しよう。

次のページで初心者オススメの野草を紹介!

「釣り好き歓迎」求人情報求人情報を掲載希望の方はコチラ

さらに求人情報を見る
さらに求人情報を見る