3月29日(土)。妻と沼津外港の船宿「城」のアマダイ船に乗船。2人とも本命不発ながらも、イトヨリダイやマダイなどの美味しい外道に加えて、誰もが知る“深海魚の代名詞”ともいえるあの魚をキャッチ!いろいろと海釣りの魅力を再認識させられた1日となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)
妻が激レア深海魚をヒット
妻が「コツコトとアタリがきた!」と言って、リールを慎重に手で巻き出した。しかし、岩か貝殻のようなものが上がってきたように見えたので、筆者は苦笑……。
しかし大船長が「アンコウだ」と言うので見に行くと、針先には、可愛らしい小型のアンコウがぶら下がっていた。
激レアゲストのアンコウをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)駿河湾でアンコウが釣れるのは激レアらしく、他の地域でもアマダイ船でアンコウが釣れたという話はあまり聞かないだけに、すごく驚くと同時に、何が釣れるか分からない海釣りの魅力を再認識させられた。
釣ったアンコウはとりあえずバケツにキープ。このアンコウをどのようにして食べようかと思いながら、筆者は釣りを再開。
小型ながら釣れたアンコウを食べてみたいという気持ちは強く、特にアン肝は食べたいし、「煮るか唐揚げ?」にするかとしばらく考えていたが、結局その愛嬌のある容姿の可愛らしさから、後ろ髪を引かれる思いでリリースすることにした……。
アンコウはリリースすることに(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)イトヨリダイがサイズアップ
砂煙を起こすようにオモリを小突いているとヒット!「このタイミングで!?」と思いながらリールを巻いてくると、引きは強いがアマダイとは違う感じがした。途中で「ふわっ」と軽くなって上がってきたのは、先ほどよりも大きいイトヨリが水面に浮上!丁寧にタモでキャッチ。
イトヨリダイがサイズアップ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)今回もアマダイではなくて残念だったが、酒の肴にはグッドサイズのデップリとしたイトヨリだけに、筆者はにんまり。
ボイルオキアミには無反応
終盤近くになっても、右舷は相変わらず盛り上がっている。筆者はエサの生オキアミがなくなったのでボイルオキアミにチェンジすると、アタリは激減……というよりも全くなくなった……。
外道でも良いので魚が釣りたいと思い、タナをベタ底付近に変えてもまったくアタリはない……。同じくボイルオキアミを使用していた妻も同様で、2人とも毎回エサを取られることなく仕掛けが上がってくる。エサのせいにするのも何だが、戦略を間違えたかと後悔した……。
釣行終了&最終釣果
11時50分に納竿。港に着くまでの間、右舷の方々と談笑。若船長のレクチャーもあり、当日はまったく釣りをしたことがない方も含めて、本命をグループ全員安打達成で、皆さんご満悦の表情だった。
・筆者:イトヨリダイ2匹(30~33cm)、マダイ1匹(20cm)、エソ1匹
・妻:アンコウ1匹(15cm)、タマガシラ1匹(18cm)
魚を持ち込み美味しく調理
釣った魚は、今回もマックスバリュー沼津南店内にある「山正鮮魚部」へ持ち込んでさばいてもらった。
釣った魚を鮮魚店へ持ち込み(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)イトヨリダイは刺身とドリアに、マダイとタマガシラは塩焼きにして食べたが、いずれも非常に美味で酒がすすんだ。
タマガシラの塩焼き(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)当日の船内では、本命不発は私たち夫婦のみで非常に残念な結果になってしまったが、いつもアットホームに迎えてくれる船宿「城」で釣りができて、とても楽しい1日となった。
船長の親切なレクチャーが受けられる同船宿は、ビギナーの方には特に一押しだ。これからの時期は落とし込みでも出船する予定とのことなので、大物キャッチを目指して、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>


