2025年1月5日の初釣りは岸和田沖一文字でマコガレイ26cmの釣果に恵まれたが、私(筆者)にとっては心残りの釣行となった。その訳は、近くの釣り人たちの釣果にあった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)
26cmのマコガレイを捕獲
今年の傾向としては、朝8時まででカレイの食いは止まってしまうようだ。夜明け直後からわずかな時間で決着してしまうことを釣り人たちは知っているので、暗いうちから仕掛けを沖向きに投げ込むが、真冬の夜明けは遅い。
誰がいつ1匹目のカレイを釣り上げるか、ギッシリ埋まった波止上の釣り人たちはお互い周りの様子を伺っている。夜明け直後の6:40頃、1匹目を釣り上げたのは何と私。少し重みを感じてはいたが、確証が持てない中仕掛けを巻き上げると、やや小ぶりのカレイが針掛かりしていたのだ。「おおー、やりましたな」と周りの釣り人から声があがった。
気恥ずかしい思いに浸ろうかという矢先に「仕掛け絡んでしまってますわ」と、隣の釣り人からやんわりとお叱りの声。遠投した私の仕掛けが隣の釣り人のエリアに入り込んでしまっており、落ち度は完全に私にあった。慌てて針からカレイを外して、「すみません」と平謝りで絡んだ仕掛けを解きにかかった。短時間で解けたが、隣の釣り人に迷惑をかけてしまった事実は消せない。申し訳ない思いでいっぱいだった。
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事を済ませると釣れたカレイのケアに取り掛かった。釣れたのはマコガレイ26cm。検寸と写真撮影もそこそこに、スカリに入れて戦線復帰。追釣を狙う。
30cmオーバーのカレイが連発!
私の1匹目のカレイは前座にすぎなかった。ここから怒涛の展開が波止上に展開された。まずは先ほどおまつりトラブルで私が迷惑をかけてしまった隣の釣り人が「重い、重い」と声をあげながら、一目で30cmオーバーと判る良型カレイをダブルで釣り上げ、破顔一笑。
エサは青イソメの二丁掛けでコスパも良し。仲間の釣り人とスマホ撮影を楽しんでいる途中で、少し離れた釣り座の釣り人もダブルでカレイをゲット。
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時合い到来で私も乗り遅れまいと、活きの良いエサに付け替えて仕掛けを投げ入れるが、海中のカレイが選んだエサは隣の釣り人の仲間の仕掛け。二人組が揃ってダブルカレイゲットと相成った。わずかな時間帯で3人が2匹ずつ釣果を手にした圧巻の光景を目の当たりにしたが、波止全体としてはカレイのいたポイントが限られていたようで、釣れていない釣り人のほうが多数派だった。
追釣ならず納竿
8:00前に南奥方向の釣り人がカレイを1匹釣り上げたのがラスト。そこから先は誰も釣れず、波止上は事実上の終戦。何とかもう一匹釣りたいと頑張った私だったが、願いは叶わなかった。手仕舞いの片付けが遅れて迎え便に乗りそびれてしまい、余った時間にサビキ釣りをしたが何も釣れず、ガッカリ。11:30の便で波止を後にした。
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最終釣果はマコガレイ26cm1匹にとどまり、時合いの際のダブルカレイゲット3連発を見てしまっては、私のカレイが色褪せて見えて、少し心残りの釣行となった。とはいえマコガレイの食味は鉄板の美味さで、夕食では舌を大いに愉しませてくれた。
<伴野慶幸/TSURINEWSライター>
岸和田一文字