伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】

冬から春にかけて、伊良湖沖の好ターゲットとして人気が高いコウイカ。食味も良くどっしりと肉厚の身は、モチッとした歯応えと甘い身が特徴だ。特に2〜3月は産卵を意識した個体が集まるため、数型ともに狙いめとされている。12月13日にシーズン開幕間際の愛知県・南知多町片名漁港の第十一忠栄丸に乗り込んで、実際に今季のコウイカの傾向を探ってみた。

愛知県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

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釣り場と海洋状況

釣行日の天気や海況条件を整理すると、風速は北西約3〜5m。最低気温5度、最高気温10度。水温16度、水深は27〜60m。波は穏やかで、釣りには最適な状況だった。

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】第十一忠栄丸(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

しかし、活性は低くないものの、コウイカの特性と季節的な影響を受けているようで、まだ水深30〜60mと広範囲に散らばり群れていない様子。時合いらしいタイミングもなく、拾い釣りとなった。

釣果とヒットパターン

午前6時半に港を出発し、7時に水深47mのポイントからスタート。皆さんオモリとエギを投入すると、早々に左舷胴中の深谷さんにファーストヒット。やや小ぶりだが、デュエルEZ‐Qキャスト(パタパタ)のオレンジでキャッチした。

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】ヒットシーン(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

幸先良いスタートかと思いきや、その後は続かず、やや深場に移動しながら、終始間隔を空けて拾い釣っていく状況となった。

主なヒットエギと釣り方の例

この日のヒットカラーはモグモグサーチのオレンジ。ササミのエサ巻きで誘っていた左舷胴中後方の藤井さんが、特大のモンゴウイカを仕留めた後、立て続けに良型のコウイカもヒットさせ、再び時合いへの期待も急上昇。しばらくすると隣の深谷さんにもヒット。こちらは手返し重視で、エサは巻いていないEZ‐Qキャストのグリーン。

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】見事にキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

その後はエサ巻きのエギにアタリが集中し、やや優勢の様子。深谷さんもオレンジのエギにササミを巻いて再投入してみたところ、船中2匹目の特大モンゴウイカがヒットした。モンゴウイカは、今年から急に釣れるようになったようで、今後はコウイカ釣りの重量級立役者となりそうだ。

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】こちらもゲット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ポイントの移動と深さの変化

まだ水温が下がり切らず、コウイカも浅場のポイントをウロウロしているようなので、後半戦は浅場のポイント(25〜30m)へ移動。

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】イケスで泳ぐコウイカ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

誘いをかけていると藤井さんのロッドが激しく反応した。どうやら魚が掛かったようだ。電動リールのスイッチを入れ巻き上げてくると、スレ掛かりで良型のマゴチが浮上した。その後は反応も少なくなり、ミヨシの伊藤さんのヒットを最後に納竿を迎えることとなった。

伊勢湾の船コウイカ釣りが開幕 【タックル・仕掛け・釣り方・オススメのエギを解説】マゴチも登場(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

今回の釣行のサオ頭は、手返しよく狙った深谷さん。コウイカ3匹、モンゴウイカ1匹の釣果。次に、ササミを巻き付けたモグモグサーチやキビナゴを巻き付けたノーマルエギを使用して、同じくモンゴウイカ1匹とコウイカ2匹に加え、マゴチも釣り上げた藤井さんが続いた。

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