皆さまこんにちは。釣りライターの山口義宏です。久しく磯釣りに行っていませんでしたが、11月20日から瀬泊まりで青物を狙う計画を立てました。今回は、カゴ釣りでヒラマサをキャッチした釣行をレポートいたします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・山口義宏)
釣行2日目:青物再挑戦
翌朝5:30、寒さと喉の渇きで目を覚ましました。外はまだ暗く、ヘッドライトを使って道具類を確認しましたが、幸いロストしたものはありませんでした。道具類を準備し直し、前日と同じ場所で青物釣りを再開しました。
道具類は昨日と同様。餌もバッカンに詰め込んでいたため、特に問題なし。ただ、雨で足場が濡れていたため注意が必要な状況でした。釣座は昨日と同じ場所を選択。しかし、風の影響で遠投が効かない状態。5回ほど投げて、「ここでは厳しい」と判断しました。
南側の状態を確認すると、ちょうど干潮の時間で釣座の下まで降りられる状況。ヒットした場合にも魚を取り込めると判断し、道具類を南側の位置に運んで竿を振り始めました。かごは追い風に乗って勢いよく飛ぶ。あとはヒラマサのヒットを待つのみ。しかし、静寂。反応なし。
ヒラマサをキャッチ
「今日もダメかもしれない」と思っていたその時、インナーロッドにトラブル発生。仕掛けを投げた瞬間、投げたウキが足元に落ちるという事態。原因は道糸ナイロンがインナーロッド内に引っかかっていたこと。インナーロッドの内面が損傷している可能性を考え、急いで竿を交換しました。
交換後、再び遠投開始。竿のトラブルはこれが初めての経験です。1時間ほど投げ続けても、ウキは沈む気配なし。遠くで石鯛釣りをしている人も、竿が曲がる様子は見られません。ふと携帯を見ると、妻からLINEで「釣れた?」というメッセージ。「釣れてない」と返信した直後、反転かごがスパッと沈む。強烈なアタリ。
心臓がドキドキしながら、慎重にスピニングリールを巻き上げる。タモの準備を進めながらも、獲物とのやり取りが続きました。魚は横に走ったかと思えば、手前の沈み瀬に向かおうとする動き。「まずい」と思ったその瞬間、魚の姿が水中に現れる。ヒラマサで間違いありません。
その後も根に入ろうとする動きが見られましたが、タモですくう状況ではなく、力任せにぶり上げました。その時、「バキッ」という音。竿の先端付近が折れていることを確認。それでも、魚は岩場ギリギリの位置に乗っており、ハリスを掴んでなんとか確保しました。なかなかのサイズ感です。
さらにヒラマサを追加
魚をクーラーボックスに入れた後、再び竿を交換。今回は5号ガイド竿を使用。これが最後の一本。焦りつつも慎重に準備を整え、再開しました。
ガイド竿を丁寧に遠投。30分ほど経過したところで、軽い当たり。「イサキかもしれない」と思った瞬間、強烈な引き。再びぶり上げを決行し、2匹目となる同サイズのヒラマサをキャッチしました。

釣行を振り返って
ヒラマサ2匹(60cmと58cm)をキャッチし、納竿時間の12時を迎えました。他の釣り客はヒラマサを釣れておらず、釣果としては十分満足のいく内容でした。
猛暑の影響でシーズンが少し遅れているかもしれませんが、磯釣りの醍醐味を味わうことができた釣行となりました。

<山口義宏/TSURINEWSライター>