低気圧通過の天気予報だったが、雨マークが消えて曇りに変わったので、12月23日は急遽三重県紀北町島勝浦の宮澤渡船でフカセチヌ釣りに行った。待っていたのはまるで乗っ込み期!?のようなクロダイ連発劇だった。
当日のエサと海況
港までの道中、つりエサ市場でまきエサ作り。
生オキアミ6kgにマルキユーV9徳用、爆寄せグレ、遠投ふかせスペシャル、VSPをしっかり練り込む。
遠投できるまきエサは攻撃力が高い。
バッカン内で混ぜるより、エサ店の舟でしっかり混ぜることが大切だと感じている。
午前6時半すぎ、ゆっくりと港を出船。
天候は回復予報だったが、北西風は弱く、残念ながら波が全然落ちていない・・・。
狙いの沖磯までは行けるはずもなく、船は港を出てすぐの湾内磯へ。
ミズタニと呼ばれる磯に渡礁した。
基本に忠実な半遊動仕掛けで、まずは3ヒロ前後を探ってみる。
しかし、数投してもサシエが丸残りだ。
マキエが効きだすまでは辛抱の釣りか…。
45cm超クロダイ登場!
しばらく試行錯誤の時間が続く。
ウキもG3→0→Bと行ったり来たり。ウキを浮かせたり沈めたり、ハリの号数を小バリにしてみたりと頑張って探すが、魚からのシグナルはいまだない。
ダメか…と思った次の投入でウキがスパっと気持ち良く消し込んだ。
すぐさまアワセを入れて戦闘態勢に。ここはシモリがぼんぼん入っており、根に当たれば即ジ・エンドだ。
ロッドの曲がりを見ながら、相手の向かう方向を気にしながらのやり取り。しばらく格闘していると、やがて水面に銀りんのクロダイが姿を見せた。
寒グレ期だが、45cmを超えるクロダイとのファイトはスリル満点で非常に楽しい。
クロダイ連発止まらず!
グレの気配がないならとそれからもクロダイに照準を合わせてまきエサワークを展開。
するとまた胴まで曲がるようなガツンとした重量級がヒット。ロッドをゴンゴンとたたくような首の振り方はまさにクロダイの引きだ。その後タモに収まったのは、これまた良型のクロダイだった。
その後もクロダイのヒットは続く。
38~40cm級はウキがきれいに消し込むようなアタリを見せてくれ、ウキが見えなくなってラインでアタリを取ると45cmオーバーがヒット。
サイズアップを狙う
これらから少し深い方がサイズはいいと判断してウキ下を深めにセットする。
まきエサを数発打って仕掛けを投入。
ウキがなじんでジワジワと沈んでいく。そして沈下速度がわずかに速くなったところでアワセを入れると、これまた重量級、サイズアップなるか。
慎重なやり取りでシモリをかわして浮かせると、明らかにサイズアップしたクロダイが現れた。
これが年無し51cmで、38~51cm6匹といった釣果に終わった。
弱ったクロダイは磯でリリースし、元気な4匹で帰港。撮影後にリリースしたが、まるで乗っ込みシーズンのような釣れっぷりだった。