以前、上物タックルで2kgほどのアラが釣れ、その引きと食味を堪能しました。さらなる大物を求めて今回も磯に立った結果、自己記録を更新しましたので紹介します。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・多賀英二）
多賀 英二
フカセ釣りメインでやっています。ターゲットはクロ、チヌ、タイです。山口県は北部、西部の磯や波止、大分、長崎、鹿児島など幅広くフィールドに足を運んでいます。釣り場であった際は、情報交換しましょう。国産ラインメーカーfathomのフィールドモニターとしても活動しています。
ライトタックルでクエ釣行
ライトクエは他魚種のタックルを使いまわせることもあり、チャレンジしやすい釣りです。遠投が効くことから沖の根回りを攻めるなど、広範囲でポイントを探りチャンスを増やすことも可能。
ここで注意ですが、チャレンジしやすいが故に根掛かりした際、「仕掛けを切れば良い」という安易な考えでする方が多いのも事実です。できるだけ根掛かりを外す努力をし、海中のゴミを増やさないことも釣りにおいて大事なことだと思います。
仕掛けとエサ
今回使用したタックルは、竿が上物ロッドの5号5m、リールがLB付き8000番です。仕掛けは道糸がPEライン3号、ショックリーダー20号を2ヒロ取り、リーダーにフロロカーボン22号を1ヒロ使用しました。ハリはムツバリの18号です。
根掛かりの確率を少しでも減らすために、ネムリが強いハリを使用。鉛は20号をリーダーに通しました。タックル選択の上で、リールはドラグ力が10kg以上あるものがオススメです。
手持ちなので、ドラグはMAXまで締め、ヒットしたらパワーファイトのスタイルです。竿もそれに見合ったクラスのものを選択しましょう。
突然くるアタリにドキドキ
夜釣りをスタートし、アタリが出る場所を探しました。25m〜30m沖に遠投すると小さな瀬の壁があったので、仕掛けを這わせて待ちました。コツコツとアタリがきてドキドキしますが、小魚のようです。
それから時間が過ぎ、潮の変化を感じました。ここ一番とエサを付け替え、仕掛けを入れ直してその時を待ちます。仕掛けが綺麗に這わせられる位置でステイさせました。先ほどとは状況が変わり、アタリがなくなりましたが、そのまま辛抱強く待っていると、突然アタリがきました。
70cm4kgの本命アラをキャッチ
穂先にグッと重みを感じたので、根掛かりかな？と思いつつゆっくり竿を起こすと、違和感があったのでアワせました。アワせると同時に重量感のある引きが伝わってきます。「これはアラだ！」と確信し、パワーファイトで一気に寄せます。
浅場なので根に入られないように、魚の動きに合わせて立ち位置を変えながらファイトします。手前まできて浮いたので、すぐにライトを照らして魚体を確認すると、明らかに自己記録更新サイズです。
本命のクエをキャッチ（提供：TSURINEWSライター・多賀英二）サラシがキツいので焦らずゆっくりと取り込みやすい場所まで移動します。途中、穂先にラインが絡まるアクシデントも発生しましたが、無事にギャフ掛けに成功しました。重量を測ると4kgあり、長寸は70cmでした。
自己ベスト更新のクエ（提供：TSURINEWSライター・多賀英二）釣ったクエは美味しく調理
アラは小さいサイズでも根に入ってエラを張ったらかなり手強いです。そのため、水深が浅い場所では特に強気のファイトが必要です。今回は刺身、炙り、鍋、唐揚げにしましたが、どれも美味しく、さらにこの釣りの魅力に引き込まれました。
クエは食味が素晴らしい（提供：TSURINEWSライター・多賀英二）＜多賀英二／TSURINEWSライター＞
