関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説

2024-2025年ワカサギシーズンが始まっている。ワカサギは本来春に産卵してその卵は孵化して夏に成長し、秋から冬にかけて成魚となる。そして次の春に産卵して一生を終える一年魚だ。そのため、釣りの対象になるのは秋から翌年の春までとなる。例外として一年で産卵せずに越年魚となって夏の釣り対象になるものもいる。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

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ワカサギ釣り 淡水の釣り

赤城大沼

群馬県前橋市の赤城大沼は赤城山系のカルデラ湖で、湖面の標高は1310m。標高が高いため、気温は平地より10度ほど低い。今夏のような猛暑の時は避暑に最適だった。

今季は9月1日にすでに解禁しており、例年並みの釣果が上がっている。

秋の紅葉シーズンを終えると、11月末でボートの営業は終了。それから湖面が氷結すると、氷上ワカサギ釣りが楽しめる。霧氷に覆われた厳冬期のシーズンも、湖上から見る外輪山の風景にも癒される。

釣り方では、秋季はボート釣りで西岸の青木旅館、東岸土産店街にある青木旅館別館、バンディ塩原でボートのレンタルが可能。休日などは予約したほうが無難。

榛名湖

群馬県高崎市の榛名湖は、標高1084m、赤城大沼より約200m以上低いため、寒さの程度はだいぶ和らいでいる。その反面、赤城大沼は毎年冬に氷結するが、榛名湖は数年前にワカサギ氷上釣りが一度解禁されたきりで、その後はずっと氷厚が足りず解禁に至っていない。やはり温暖化の影響があるのだろう。

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説榛名湖(提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

こちらも赤城大沼と同じ9月1日に解禁済みで、例年通りの釣果が上がっている。ポイントも例年の定点ポイントでタナは8m付近だ。

まだ水温が高いうちはブラックバスの活性が高い。掛かったワカサギを取り込まないで追い食いを待っていると、ブラックバスの襲撃を受けやすくなるので注意が必要。ボート店は湖畔にいくつかあるので、事前予約しておくのが無難。

中禅寺湖

栃木県奥日光の中禅寺湖では、トラウト類の禁漁後にエリア限定でワカサギ釣りが特別に解禁される。解禁期間は9月20日から10月31日となる。

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説中禅寺湖(提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

ワカサギの魚影が濃くて小さな当歳魚と大きな越年魚でポイントが大きく分かれるが、期間内に数では10束超え、重さでは8kgとかの釣果が聞かれることがある。手漕ぎボートや船外機のエンジン船が利用できる。

相模湖

神奈川・相模湖に流れ込む桂川下流部、相模湖の上流部としては相模川というのかもしれないが、その支流秋山川に桟橋がある「天狗岩釣り案内所」からワカサギ釣りボートが借りられる。ここは店主がポイントへの船着けまでしてくれる。トイレや移動も店主やスタッフが対応してくれる。

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説相模湖(提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

ポイントは毎日店主が確認していて、群れの状況を把握して船着けしてくれる。9月中を目安に魚の状況を見ながら開始する。ドーム船は11月に開始するが、予約受け付けは10月から。

山中湖

富士五湖の山中湖には、多くのボート店やドーム船がある。9月から始まっているが、この稿を書いている時点で数はまあまあという感じ、型は小ぶりといったところか。

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説山中湖(提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

河口湖

富士五湖の河口湖は、ここ数年毎年のようにドーム船が増えている。ボート店でワカサギ釣りがブレークして脚光をあびて、ドーム船が増え始めた。この記事を書いている時点で、9艇あるようだ。今季からドーム船のルール変更があったらしいが、詳細は別途確認しよう。

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説河口湖(提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

高滝湖

千葉のワカサギフィールドということで特異な存在。北関東に住む私の家からは遠いが、京浜地区の人はアクアラインで海を渡ればすぐのところにある。

関東エリアのワカサギおすすめ釣り場7選 代表的な釣り方とタックルも解説高滝湖(提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)

平地のダムなので、水深が浅くて釣りやすい。千葉という暖かい場所なので水温が下がりにくく、解禁日を聞いたら「10月12日(土)だがまだ暖かいので解禁当初はあまり釣れないよ」という返事だった。水温が下がってからは数がまとまる傾向があり、寒さが厳しくなっても桟橋ドームもあるので、快適な釣りができる。ちなみに12月8日(日)には釣り大会もある。

<週刊つりニュース関東版APC・郡直道/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュー関東版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。