魚種にもよるが、海底で砂煙を立てるとさまざまな魚が寄ってくる。この習性を利用して釣果アップを狙う唯一無二のオモリ『ディグシンカーⅡ』を大公開!
(アイキャッチ画像提供:サニー商事)
砂煙にサカナが寄ってくるワケ
砂泥質の海底に住む魚たちの代表的なエサが、ゴカイやイソメなどの多毛類にエビやカニの甲殻類だ。これらが海底を動くときに砂煙が立つ。
魚たちからすると、「砂煙=エサがいる」という認識を持つため、砂煙に注意を引かれる魚たちが多いのだ。
代表的な魚
これに該当する魚種は、シロギス(キス)、カレイ、カワハギ、アマダイなど。魚類に限らず、スミイカやマダコなども該当する。いずれも、釣り(船釣り)の好ターゲットだ。
砂煙を立てる釣り方
釣りにおいて砂煙を立てるには、仕掛けで海底をタッチするしかない。海底にしっかりコンタクトできる重さが必要なため、「オモリ(ウェイト)」で海底を叩くのが最も効果的な砂煙の立て方になる。
効率的な集魚効果
オモリを動かすためには釣り竿(ロッド)の上下運動が必要になるが、釣り人からするとできるだけ少ない動きで多量の砂煙が立ってくれると【効率的な集魚効果】を得られたことになる。
通常使用されるナス型や六角型(小田原型)ではない、砂煙を立てる釣りに特化したオモリが開発された。それが、サニー商事が製造販売する『ディグシンカーⅡ』だ。
水中撮影動画
百聞は一見にしかず、水中動画を観てもらいたい。
砂煙を立てることに特化『ディグシンカーⅡ』
釣り用オモリ『ディグシンカーⅡ』の特徴は、何と言っても穴が空いた大きなフィンがついていること。今までのオモリには無かった形状だ。
ターゲットは、前述したシロギス、カワハギ、カレイ、マゴチ、スミイカにマダコと、砂泥地に生息するすべての魚介類となっている。
砂煙が立ちやすいワケ
特徴的な大きなフィンで、海底をあおぐように叩くことで水圧が起こり、そのフィンにある3つの穴から砂煙を舞い上げ、周囲にいる対象魚にエサの所在をアピール。同じ魚種はもちろん、他魚種が口で砂を掘り、あたかもエサを捕食しているようなシーンを演出するのだ。
ダブルで魚の捕食本能に訴えかけるから「釣れる」というワケだ。
宙釣りでも活躍
また、宙釣りで使用する場合、フィンが水流を受けて、仕掛けを安定させる効果もある。
ディグシンカーⅡを使った釣り方
具体的な釣り方は、オモリ下部を海底に着けた状態で竿を小刻みにシェイク。フィンに取り付けたシンカーが重りとなって、ディグシンカー全体が海底に「バタンと横たわる」→「起きる」を繰り返す状態だ。
この時、扇状のフィンにより、強力な砂煙が巻き起こる。その後はターゲットによって異なるが、魚がエサを食べる(アタリを取る)間を作るために止め(ステイ)を入れるのが基本の流れだ。
カラー&号数の展開
カラーは、赤/金、パールホワイト、ケイムラ(UV)、蛍光イエローの4色。号数は、15号、20号、25号、30号の4種となっている。
2024年秋に発売予定
『ディグシンカーⅡ』は、2024年秋に発売予定。強力な集魚効果で周囲と釣果に差が出る、唯一無二のオモリとなっている。船釣りファンはぜひチェックしてもらいたい。
<小菊洋輔/TSURINEWS編集部>