海の魚も川の魚も、専門の餌を買うのがもったいないほど、即席的な餌で釣れてしまうことがある。川の魚はパンやうどんカスで釣れるし、海の魚はよっちゃんイカでも釣れる。今回紹介する「シーフードミックス」など、もはや贅沢品といえるかもしれない。穴釣りのお供に、ぜひ一度試してみてほしい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
よっちゃんイカとの比較
この日の釣行では「よっちゃんイカ」も持参していた(ちなみに商標は「よっちゃん」らしい)。こちらはイカを酢漬けみたいにした駄菓子で、前々から使っている。
紅の着色料が何か気に入らないのか、その日の雰囲気次第では、魚に全無視されることもある。しかしこの日は釣れた。
魚の反応を「シーフードミックス」と「よっちゃん」で比べてみると、この日はほとんどかわらなかったが、おそらく最後には「シーフードミックス」が勝つ。
まだしも海産物という「原型」に近い姿を留めているし、エビ貝イカと3種あれば心強い。夏ならば現地ですぐ溶けるし、そうでなくても無理やりジグヘッドにさして海中で漂わせていれば、すぐに半解凍できるだろう。
120円で3時間遊べる魅力
シーフードミックスで釣った日は、夕マヅメからワームとメタルジグにかえた。やはりこの時間はルアーの方にもよく食うし手返しよく、さらにサイズも大きくなる。
ただ、この日は、逆にワームを穴の中に落としてもダメで、カニ型のワームをちぎられた程度だった。深追いしてもだめだったと思う。日中は、このような「なんちゃって生餌」がベストかもしれない。
よっちゃんいかは30円で、シーフードミックスは120円で買った。半分は残して帰ってきた。おそらく全部で3時間は持つはずだ。暗くなると穴の中の魚は、あまり反応しなくなる。夜に消波ブロックに乗るのも危険なので、日中の軽い遊びにとどめておこう。
<井上海生/TSURINEWSライター>