鮎用のルアーで鮎を狙うルアーアユ釣り。今回は天然鮎が遡上してきてるタイミングで鮎のサイズが小さくなってきている事が分かり、アユルアーもサイズダウンした物を購入してきて1時間だけですが川に行ってみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
当日の状況
ここ数日は夕立や雷雨もなく、雨が全く降らない状態が続き、水位がかなり下がってきました。また、水温も上昇してきた川では、浅瀬にいた鮎が早い時間帯から移動してしまい、これまで昼に釣れていた場所では全く釣れないという情報を得ました。
そのため、まだ攻めていない下流へ向かいました。昼間よりも朝の時間帯のほうが活性が高いと予想し、短時間でも釣りが成立するかを試す釣行です。
使用したタックル
ロッド:ライトソルトゲーム用ベイトフィネスロッド7ft
リール:ダイワ 月下美人AIRTW
ライン:ダイワ 月下美人PE0.6号 ピンク
リーダー:サンライン ソルティメイト エギリーダーSV-Ⅰ 2号 ピンク
ルアー:ジャッカル オトリミノー88
朝8時30分に到着し放流アユ狙い
釣行したエリアは流れが強く、部分的に深みもあるエリアで、さらに下流には夜に鮎が溜まる淵があります。上流よりも水深がある分、鮎の数が多いと予想して選択しました。まずは、深みに向かう流れの強い場所にある、苔がついた岩の周りでナワバリを意識した放流鮎を狙いました。この岩についている鮎がいれば、1投目で釣れるはず!と狙いを定め、キャスト。ベイトフィネスタックルはピンポイントで狙えるのが魅力です。
ルアーはジャッカルのオトリミノー88の虹色鮎を選択。うまく岸際の草の根元にキャストし、すぐに流れの中を泳がせ、狙いの岩の横でステイ。すると、ガツンと体当たりするアタリがありました。狙い通りに1投目で塩焼きサイズの鮎を確保!(笑)
天然鮎も登場
ここから、今回のメインターゲットである遡上してきた天然鮎を狙います。強い流れの中に何匹も群れているのが偏光グラスを通してよく見え、サイズも小さく群れで行動していることから天然鮎の遡上組だと判断しました。先ほど釣れたポイントにキャストし、着水後にリールを巻いて流れに乗せつつ、岩よりも手前の流れの中までルアーを泳がせると、体当たりするアタリがありました。元気な天然鮎がここで掛かりました。
釣れると群れが散ってしまい、流れの中から鮎がいなくなるのがわかります。ただ、少しポイントを静めると、10分ほどでまた鮎たちが戻ってきました。同じ方法で狙うと、再び元気に掛かってくれます。ココの狙い方が分かってきた気がしました。しかし、今日は10時には帰宅しなければならないため、駐車場までの歩きを考慮すると9時30分には終了予定で来ていたので、この待ち時間が辛いところです。
上流にアユイングをしている人が入り、さらに下流には友釣り師が入ってきて、このポイントから上流も下流も行けなくなったため、ここしかない状況に。しかし、鮎は素直なもので、散ってもまた戻ってきます。ポイント選びが良かったのか、戻ってきた鮎を狙うと1投で再び元気に掛かります。流れに乗って泳いでくれるルアーなので、流れの中でステイに近いリトリーブが効果的でした。このまま昼間でも鮎が残っているポイントなのか確認したいところですが、今回は短時間しか釣りができないのが残念です。
釣り終了&振り返り
5匹釣れたところで9時30分になり納竿。下流に向かい駐車場に戻る際、友釣り師さんと会話をすると、友鮎よりも小さな鮎が多いから釣れないと言っていました。やはり天然鮎はサイズダウンしたルアーが良かったのだと感じました。
また、減水した川では水温が少しでも低い深場で流れのある場所に鮎がいると予想していたのが正解だったため、今後の狙い方の参考になる釣行となりました。
<田村昭人/TSURINEWSライター>