串本カセご当地釣法、通称ペレグレ。初挑戦からなかなか本命が釣れずに苦戦してきたが、6回目の挑戦でようやく本命目標サイズを手中にできた。通っていく内にわかってきたこの釣りの特徴と魚種にこだわらない楽しみ方を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
良型イサキ&マダイをキャッチ
翌7日、潮は大潮満潮5時48分干潮12時46分この日は養殖生け簀から少し離れた位置にあるカセに乗船した。
ポイントである生け簀付近まで距離があるためウキ釣りも用意しズボ釣りと2本立てで行くことにした。
ここも撒き餌にはグレが寄ったが目視できるサイズは小型ばかり、距離を置いたウキ釣りに立て続けにヒットしたがどちらも小型であった。ズボ釣りは相変わらずの小イサキばかり、棚を変えながら探っていると強い引きの魚がヒットした。
慎重にやりとりし取り込んだのは45cmほどのイサキであった。本命ではないものの良いお土産をキャッチできた。
この日は翌日仕事ということもあり14時で早上がりを予定していた。終了間際の13時30頃、繊細なアタリを捉えた。イサキとは違う引きに本命を期待したが、手中にできたのは40cm程のマダイであった。
魚を締め、片付け終わるとちょうど迎えの船が来て納竿とした。本命は小型止まりだが良いお土産をキャッチできた釣行であった。
60cmのイスズミをキャッチ
二週間後の7月19日潮は大潮、満潮3時1分、干潮10時23分。この日は有給を取得し金土の連続釣行。タックルも新調し本命攻略を目論んだ。
ズボ釣り用に用意したのは釣り具のイシグロが展開するTsurinoが宇崎日新とコラボした海上釣り堀での脈釣りロッド、ディメンション海上釣り堀トリガーSP3304。カウンター付き両軸リールが使いやすいよう、手持ち部にトリガーが着いている。私も含め、ルアーマンの方には使いやすい設計だ。
リールはダイワ、ライトゲームX 150DHにラインはフロロ3.5号、ハリスは2.75号と気持ち細くした。
この日も撒き餌には特大サイズが乱舞するがヒットには至らない。時折釣れるのは20cmほどのアジ、棚を深くすると35cm程のクロダイとヒブダイがヒットした。
そして時合と踏んでいた潮変わりのタイミングでついに乱舞する特大サイズがヒット。何度も寄せては走られを繰り返し10分程のファイトで取り込めたのは60cmはあるイスズミであった。大物だが外道であり複雑な気持ちだ。
この後は25cmクラスのグレ2枚と30cm程のマダイを追加し下船時刻を迎えた。下船後に船長から撒き餌が多く小型グレや外道も寄せてしまい、時合を取られていないかとアドバイスを受けた。