ここ数年釣り人のマナーの問題から釣り禁止エリアが増えてきてホームグラウンドで釣りができなくなる方が増加中。その一方、釣り情報誌やSNSなどには魅力的な釣り場が続々と紹介されて「行って見たい!」と言う衝動に駆られる方も多いはず。しかし準備を怠ると楽しい釣行のはずが残念な結果に……。そこで今回はあえてターゲットを絞らずに、初めて訪れるポイント(陸釣り)でも「120%楽しめる8つのポイント」を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)
初めての釣り場を120%楽しむ8つのポイント
しかし、安直な気持ちで初めてのポイントに釣行すると少なからず失敗することもよくあること。
意外に陸っぱりのポイントの情報量は少なく、新規開拓には勇気のいることだと思うが、ここでは最低限押さえておきたいポイントをいくつか挙げてみたので是非参考にしていただければ幸いだ。
近くに釣具店(エサ)はあるか?
釣り場の近くに釣具店があるかないかでは、当日の釣りの準備が大きく変わるのできちんと下調べをしておくことが重要となってくる。
タックル(仕掛けなど含む)は別として、エサや氷などが釣り場の近くで購入できることは大きなアドバンテージになるはずだ。直近の釣果情報も教えてもらえるのも心強い。
仮に店舗のホームページなどで釣果情報を確認できたとしても、直接問い合わせた方がより詳細な情報を教えてもらえることも多いので、気になることはスタッフに色々尋ねてみよう。
釣り場の状況
ある程度釣り場の状況が分かっていても、安全性などについては念入りにチェックしよう。消波ブロック上での釣りがメインになるようなポイントはビギナー・ベテラン問わずお勧めしない。
勿論、立ち入り禁止や釣り禁止エリアでの釣りは厳禁だ。SNSなどで紹介されているポイントでも、今一度釣り禁止エリアではないことを確認してから釣行されたい。
また、安全性とは別の意味で釣り場から海(水)面までの高さを把握しておくことも重要だ。
これは竿やタモの長さ、バケツに付けるロープの長さなどを事前に把握しておきたいからだが、事前の調査で分からなければ、竿については長・短複数のロッドを持参しタモについても保有している一番長い物を準備しておきたい。バケツに付けるロープに関してもなるべく長めに結んでおこう。
駅から近いか(電車釣行派)?
筆者は学生時代によく友人と電車で釣行していた。その時選んだポイントは釣果にこだわらず、駅から近いポイントを重視していた。主な理由としては言うに及ばず、便利なことに尽きる。
バスは時間が不正確なことに加えて、クーラーなどを持ち込むのに面倒なためなるべく避けるようにした。ちなみに夏休みなどの平日釣行で通勤の時間帯にぶつかる時(特に夕方)、他の乗客の方々には、いつもコマセの臭いなどで迷惑をかけていたことだったかと思う。すみません……。
車は置けるか(駐車場の有無)?
社会人になってからは車での釣行が殆どとなった。車を横付けできるポイントは最高だが、それ以外では近隣の駐車場の有無が非常に気になった。
これは今ではインターネットで調べることができるが、直前の空きの情報については心配だ。事前に駐車場の情報を確認して駐車違反のないように気を付けたい。
近隣に駐車場がない釣り場に関しては、筆者はポジティブに「酒」が飲めると思って電車釣行に切り替えている。
トイレやコンビニはあるか?
釣り場のトイレの有無は大きな問題だ。近くに公衆トイレがあるかをチェックしておこう。
また、近隣にコンビニがあると非常にありがたい。トイレの利用(一部不可の店舗あり)やお弁当・飲み物の調達ができてとても便利だし、エサや遊漁券の販売まである店舗もあるので心強い。
タックル・エサについて
情報量の少ない釣り場で釣りをする場合、ターゲットを選ばなければ、例えば池や沼などの淡水ではノベ竿のウキ釣りで、ミミズやアカムシなどの活餌とネリエサを用意しておけばまず問題ないと思われる。
海の岸壁や堤防では、チョイ投げタックルにエサはジャリメ(イシゴカイ)や青イソメ、それとは別にもう1本竿を出し、こちらはサビキ仕掛けにアミコマセがお勧めだ。ちなみにハリの大きさについては複数用意しておきたい。
カメラ・メモ帖・スマホ
記憶には限界がある……。現地の写真を撮影したり、メモすることによって次回釣行に役立つ情報を残しておきたい。
また初めてのポイントということもあって、事前に調べておいたポイントまでたどり着けないことがあるかもしれない……。そのような時にはスマホのナビで調べると分かりやすい。また様々な緊急事態にもスマホなどの携帯電話があると安心だ。
釣り以外の楽しみ
もし思ったような釣果が得られなかったとしても、ご当地グルメを食べたり、お土産を購入するなどして楽しみたい。
事前に探しておいても良いし、当日釣り場に向かう途中などに見つけるのも楽しいものだ。きっと思い出に残る1日を過ごせることと思う。
最後に
以上、新規のポイントを楽しむ秘訣を述べてきたが、新たに見つけたポイントまでもが釣り禁止にならないように、その釣り場のルールやマナーを守って楽しんでいただければ幸いだ。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
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