中禅寺湖でのボートフライフィシングで66.5cmレイクトラウトと対面【栃木】

中禅寺湖でのボートフライフィシングで66.5cmレイクトラウトと対面【栃木】

5月5日(日・祝)、栃木県日光市にある中禅寺湖へ釣行した。中禅寺湖は、日本で唯一北米原産のレイクトラウトが生息する湖。レイクトラウトはイワナの仲間で、長寿命のため大型化し、4kgを超える個体が確認されている。魚食性が高く、ゲームフィッシュとして人気のある魚だ。そのほか、ニジマス、ブラウントラウト、ホンマス、ヒメマスなどが生息し、ベイトフィッシュとなるワカサギなどの小魚も多い。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

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トラウト ルアー&フライ

中禅寺湖でボートフライフィッシング

釣行当日は、東岸のボート店でローボートを借りて出舟。5月なのに朝の気温は5度と寒い。キャストに支障はないが、西寄りの風が吹いている状況。まずは、時計回りに岸寄りにキャストしながら浅場を中心に探っていく。

中禅寺湖でのボートフライフィシングで66.5cmレイクトラウトと対面【栃木】中禅寺湖の湖央を望む(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

タックルは7番ロッドにType3のフルシンキングラインとラビットゾンカーの組み合わせ。1時間ほどアタリはなかったが、旧イタリア大使館横のインレットでコツンとアタった。しかし、フッキングしない。小さいアタリが続くので、ブラウントラウトと判断して、その周辺を集中的に探っていく。

すると、今度はドカンと重量級のアタリでヒット。寄せてくると、予想通りのブラウンだ。銀毛化した体高のあるきれいな魚体で、53.5cmあった。

中禅寺湖でのボートフライフィシングで66.5cmレイクトラウトと対面【栃木】1尾目は53 .5cmブラウントラウト(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

66.5cmレイクトラウト登場

徐々に南へ移動しながら探っていくと、狸窪でも小さいアタリが続く。ここでは、フライサイズを小さくしてみる。フライパターンは、ミンクのマイクロゾンカー。小さなアタリは30cm前後のニジマスだった。チビマスを2尾釣ったところで、再びフライサイズを元に戻して大型を狙う。

次は、八丁出島の突端付近。ラインをType4に張り替えて、底層を狙う。30分ほどキャストしたがアタリはない。諦めかけた時、モゾモゾ、ガツ~ンと引ったくるようなアタリ。グイグイと底へと突っ込むような引きに本命と確信して、慎重に浮かせてくる。すると、ぼんやりと黄色い魚体が確認できた。10分ほどのファイトの末、水面に魚体を横たえたのは、大本命の66.5cmのレイクトラウトだった。同湖ではメーター超級の記録があり、特大サイズとは言い難いが、このサイズが釣れれば満足。

中禅寺湖でのボートフライフィシングで66.5cmレイクトラウトと対面【栃木】本命の66.5cmレイクトラウト(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

39cmのホンマスもキャッチ

時間の経過とともに気温が急上昇、それに伴ってアタリが徐々になくなってきた。それでも、ポツリポツリと40cm前後が釣れてきた。39cmのホンマスも姿を現したので、4魚種釣れたことにも満足。15時に早めの納竿とした。

釣果は27~66.5cmを8尾。数は出なかったものの、本命が釣れたのは嬉しい。年々厳しさを増していると言われる中禅寺湖の釣り。それでも、自分なりに試行錯誤を繰り返せば、何とか釣れる。自然が相手の釣りなので、それがいいのかもしれない。

初心者には敷居が高いかもしれないが、通い詰めれば必ずいいことはある。自分本位になりつつある現代において、釣りは最高の教育手法ではないだろうか。

中禅寺湖でのボートフライフィシングで66.5cmレイクトラウトと対面【栃木】当日のポイント(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

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