渓流釣りでは考えられないサイズの「モンスターイワナ」を狙うことができる猪苗代湖。釣り方は近年確立された「レイクジギング」だ。今回は、「猪苗代ビーチサイドマリーナ」からヤマハのシースタイルを利用して出艇。強風により短時間での釣行となったが大本命をキャッチすることができた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)
猪苗代ビーチサイドマリーナでボートレンタル
今回は、磐梯マリーン協力のもと、猪苗代ビーチサイドマリーナから9時過ぎに出船。海での釣りと違い、早朝出船ではない点は初心者アングラーにとって魅力的ではないだろうか。
船は、ヤマハ発動機株式会社が展開しているレンタルボートサービスシースタイルを利用した。
当日はTSURINEWSライターの堀籠賢志さんに加え、ヤマハ発動機広報担当の本間直子さんも釣りに参加され、夢のモンスターイワナを狙った。
当日のタックル
当日使用したタックルは以下の通り。
実釣開始
磐梯マリーンの秦さんの特別ガイドで、ポイントの説明を受けながら実釣スタート。
最初のポイントは磐梯マリーンの「猪苗代ビーチサイドマリーナ」を出航して、5分程度のエリア。ボトムの地形はブレイクやハンプ絡みの水通しの良さそうなエリアだった。
水深は10m〜25mほど。船はポイントを面で流していく「ドテラ流し」と、ハンプなどのピンポイントをタイトに攻める2通りのパターンを織り交ぜていった。
まずは浅めのエリアからスタート。磐梯山おろしの風が強めに吹く中で船を流していく。投入したジグはハヤブサの「ジャックアイ クネクネ」。フックをオリジナルのアシストフックに替えて使用した。
磐梯山おろしの強風に苦戦
風で流れるボートスピードとジグウェイトのバランスを見ながら釣っていったが、少し風が強くポイントを上手く流せていない様子。
数箇所のポイントをテンポよく流してみるものの、魚からの反応はなし。沖目のポイントから浅めのポイントにボートを移動し、ロックハンプ絡みのポイントでジグを投入すると魚からのバイト!
ゲスト魚「ウグイ」登場
姿を見せたのは「ウグイ」。
本命の魚ではなかったものの、大型のイワナはこうしたベイトを食べていることが多いので同じレンジにいることが多く、ウグイが釣れるのは良い傾向だと思いながら再度釣りに集中した。
大本命のイワナをキャッチ
11時を過ぎたあたりから風が弱まりはじめ、時折、息をついたような微風になっていた。このタイミングで、沖目の魚の反応が強かったエリアに再び入り直した。ここで、「ジャックアイ エース60g」にルアーチェンジ。
これまで猪苗代湖で何度も大型イワナをキャッチしている実績のあるジグだ。
ルアーチェンジ後、ボトムから魚の反応が濃かった中層までしっかりとカバーしながら探っていった。
すると、ボトムから10シャクリで7mほど上げたところで一気に「ドンッ」とバイト!直後に重い動きを感じてフックセット、明らかにウグイとは違う重量感が手に伝わった。
重量感のあるファイトを経て上がってきたのは、丸々とした猪苗代湖育ちの「イワナ」。
40cm超え大本命と対面
サイズこそ40cmを超えた程度だったが、大きな斑点と精悍な野武士のような面構えが印象的なナイスフィッシュ。
できる限り魚に害がないよう配慮し撮影した後、ここまで生きてきたイワナに敬意を表して丁寧にリリース。風の弱まったタイミングと、魚の居場所を的確に指示してもらったおかげで貴重な1本をキャッチすることができた。
今回のメインターゲットを釣ったタイミングで、風の勢いがさらに増したため、納竿となった。