低気圧や前線の通過は、魚の活性が上がる為、釣果を意識して天気図の確認をしておくのは、アングラーとして必須項目となります。しかし、釣果へそれ程に影響があるのか、一人の釣り人として疑問に感じる気持ちも否めません。そこで今回は、その影響力を実感すべく、敢えて天候が悪化傾向の予報が出たタイミングに、釣行をしてみた様子をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
低気圧通過前にアジング釣行
予報では、午後から雲がかかり、翌日の早朝には雨が降り、局地的な豪雨も懸念されるとのこと。まさに激変する天候予報となっています。
筆者が予定している釣行プランは、夕マズメ~朝マヅメのナイトゲーム主体で、潮汐としては下げ潮を釣って行く形です。
フィールド&スタイル
釣果情報も少なく、筆者の持っているデータから、上天草一帯をチョイスして各漁港をラン&ガンで攻めます。
使用したジグヘッド&ワーム
ザ豆0.5gのジグヘッドに、Jr.の「ふよう」・「ぱっしょんふるーつ」・「くろごまみんと」を、ワームとしてチョイスしました。また、選んだカラーバリエーションの理由としては、クリアラメに点発光が入っている物が、ここの水質に効果的だと判断した為です。
早速のヒット
低気圧の接近の影響からか、水面は騒がしい様に感じます。セットしたジグヘッド&ワーム(くろごまみんと)で、まずは様子見の一投目です……。
活性が高いのか、足元へトゥイッチしてサビくと、気持ちの良い反響音が手元に伝わります。ヒットです。魚は何かと期待しながら、慎重にやり取りを楽しんでいると、浮いて来たのはアジです。22cmと良いサイズです。
このパターンが続けば、天候の恩恵はあると言えそうな感じです。
アベレージサイズの群れに当たる
チョイスしたワームのカラーがどハマりしたのかも知れませんが……。通い慣れてる為、通常より反応が良いのは露骨です。コレはツ抜けも期待出来る雰囲気があります。
アベレージサイズ20cm~23cmのアジが釣れ続く状況となっている為、群れに当たった手応えがあります。シーバスのボイルも無い事から、アジの活性が高くなるファクターが多いことも重なっている為、天気の影響と安易に判断は出来ませんが、久しぶりの好調なアジングですので、素直に楽しみます。
天候から釣行リミット
ツ抜けを予感しながら、パターンで釣果を重ねていると、雨粒が顔に落ちて来ました。もう少し頑張れそうと粘りましたが、一度止まった風が戻り、更に強くなって来ました。コレ以上はアジングの継続が厳しいと判断し、無念の納竿としました。
まとめ
快晴の天候を好んでよくフィールドへ向かう筆者。今回は考察釣行との事もあり、魚側へ都合を寄せて釣行をする形になりましたが、結果としては高活性だったと実感しています。
しかし、この天候を狙って釣行するのは、釣果目的なら良い結果となりますが、趣味の時間は、快適かつ美しいロケーションで楽しみたいアングラーの方には、少しお勧めするのに抵抗を感じます。
<松永一幸/TSURINEWSライター>