4月中旬、本格的に暖かくなり始め、各地で徐々に魚も釣り人も活性が上がってきているようだ。愛知県・南知多町の豊浜ではアジが上がり始めたと聞いて、2週連続で行ってみたものの不発。釣り桟橋は満員だったが、周りもポツポツ釣れるばかりで、時合いもなくまだまだ渋い様子だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・上森菜月)
霞ヶ浦埠頭でライトゲーム
アジはひとまずもう少し待ってみることにして、狙いを根魚にチェンジ。今度こそはと気合を込め、4月13日に三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭にある釣り公園へと足を運んだ。
到着は午後10時。堤防は釣り人で8割ほど埋まっていたが、テトラ寄りの片隅で実釣開始。
この日は中潮で風はなく、水も澄んでいる。潮の動きもあって、まずまずのコンディションだ。ある程度の寒さは覚悟していたが、予想よりはるかに快適で念のため用意していたカイロも使わなくて良さそうだ。
ロッドはアブガルシアソルティスタイルベイトフィネスカスタムSTBC‐6102URT‐KR、リールは同じくアブガルシアレボウルトラキャストBF8、ダイソーのジグヘッドデルタのアジ・メバル用1.5gにダイソーのピンテールワームをセットした。カラーはピンクとパールホワイトの2色セット10個入りで、今回はパールホワイトのみを使用した。
百円だと侮るなかれ、これがなかなかの活躍を見せてくれた。
良型カサゴ続々登場
まずはテトラの隙間に軽くチョイ投げすると、1投目でヒット。ラインブレイクする前に勢いよく巻き上げると、20cmのカサゴがお目見えした。まずまずのサイズだ。
続いて2投目も同じポイントで連続ヒット。25cmとサイズアップした良型カサゴが食いついてきた。
その後ポイントを探るが、アタリがない。それならばと少し投げて岩場の様子をうかがう。諦めずに投げ続けると、サオ先にアタリが出た。なかなかの引きに期待したが、15cmのチビカサゴ。
好ヒットを楽しんだ
日付が変わる前に常連さんたちはサオを仕舞い、気づけば2組だけとなっていた。根気よくポイントを変えてみたが、釣れるのはチビッコばかりでサイズアップはかなわなかった。それでも1個11円のワームにしっかり食いついてくれる、大変経済的な魚たちだった。
およそ3時間の釣りで納竿。気温も上がり、ようやく夜釣りも快適に楽しめるようになってきたようだ。長く寒さが続いていたせいか、まだまだ良型カサゴが残っている可能性は高い。今後の海に期待したい。
<週刊つりニュース中部版APC・上森菜月/TSURINEWS編>
霞ヶ浦埠頭