大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説

大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説

大阪南港のオカッパリの釣り場は多くない。電車釣行だと、また数が限られる。良心的なのが、フェリーターミナルである。足場もたいへんよく、海面との距離が近いので、ラインメンディングもしやすい。南北の一本堤防は先端に常夜灯があるのも魅力だ。この釣り場の基本情報を紹介したい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

フェリーターミナル駅から歩いて5分

俗に「フェリーターミナル」と呼ばれるこの釣り場は、大阪ニュートラム・フェリーターミナル駅から北方向に歩いて5分の距離にある。

大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説フェリーターミナル横の釣り場(提供:TSURINEWSライター井上海生)

港湾局に釣りの可否を聞いてみると、問題ないと確認がとれた。ただし漁港内は釣り禁止となっている。南北に伸びている沖の一本堤防だけが釣り開放ポイントとなっている。

堤防までのルート

フェリーターミナル駅の3番出口から北に5分歩いていく。感覚としては、エレベーターを降りたらもう歩道をまっすぐ歩いていくだけという感じだ。目印として、西側に、南港フェリーターミナルという大きな建物がある。

大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説フェリーターミナル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

通常フェリーターミナルというと、この建物をまさしく指すわけだ。各地へのフェリーが出ている。ちなみに15年ほど前にとある事件の逃亡犯の終焉の地となったのがこのフェリーターミナルのベンチだ。

釣り人にとっては、フェリーターミナルといえばこの横についた漁港のことで、歩いてすぐである。

釣り場の特徴

フェリーターミナルの一本堤防には、まず、小さな段差を降りる。最近行っていないので定かではないが、確か堤防には1か所ほどまた段差があった気がする。暗い中での釣りにはよく足元を見て歩いてほしい。

釣り場の特徴としては、まず、汽水域である。北側の常夜灯側が河川となっていて、かなり塩分濃度が薄い汽水域。この堤防の外向きはそこそこ水深があり、漁港側の内向きはアジングならば1g、30カウントほどで着底する。浅くも深くもない、ちょうどいい水深だ。

大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説先端の注意書き看板(提供:TSURINEWSライター井上海生)

堤防の先端には注意書きの看板がある。常夜灯に照らされてよく読める。ともあれ安全に気を付け、ゴミは必ず持ち帰れという話だ。本当にこのフェリーターミナル横の漁港は不法投棄のゴミが多い。一部ゴミの山をなしている。これは実は釣り人のせいだけではないのだが、詳しくは省く。

釣れる魚は汽水域的

場所が汽水域なので、釣れる魚も汽水域的なものとなる。前提として、汽水域に入れない魚はまずこない。タチウオ、青物の話はきかない。タチウオはまぐれでくるかもしれないが。

小物はアジが中心

塩分濃度が薄い、真水とまでは言わないが、完全な海水のポイントではない。まあ南港全体がそのようなものだが、この場所は特にほぼ河口域なので、真水が苦手な魚は入らない。

小物ならば、アジとサバが中心となる。あまり知られていないがアジはほぼ真水のポイントでもくるくらいで、リバーアジングは穴である。外向きも内向きもよく釣れる。実はこの場も潮がほどよく噛むポイントが複数あり、そこを狙えばよくアジがくる

大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説フェリーターミナルのアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メバル、カサゴは意外に数が少ない。

大物はキビレ&チヌが有望

とにかく足場がいいポイントなので、叩かれまくってしまっている。そのため学習個体である中大型魚はきにくい。キビレとチヌは数が多いが、なかなか食わない。いかにもルアーらしいルアーは見切ってくるので、ライトゲームの延長で小さいワームで狙おう。

シーバスもちょこちょこ釣ったことがあるが、もちろんセイゴサイズ、ないしセイゴ未満サイズ。50cm以上を狙おうとなると、バチ抜け時に数釣りしてその中から出すしかないだろう。基本的にスレきっているので、確実な釣果があるものとは望まない方がいい。

大阪南港釣り場紹介:フェリーターミナル横一本堤防 釣れる魚とエントリー方法を解説住之江公園駅のエスカレーターは謎(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ところで……大阪メトロからニュートラムに乗り換える「住之江公園駅」のエスカレーターは少し変わっている。大阪ではエスカレーターは歩いて登る人は左側通行で、そうでない人は右側待機のところ、ここではそれが逆転しているのである。こんなことが許されるのは東と交わる新大阪だけと思っていた私は、いつも違和感を覚える。ちなみにこのエスカレーター、地獄から地上へ登っていくのかと思うほど長い。それもちょっと不思議な感じだ。

<井上海生/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
ニュートラム・フェリーターミナル駅・横一本堤防