すっかり春らしい陽気となり、近海エリアでも釣果が上向いてきた。特に春の風物詩ともいえるマダイの活性が高く、産卵のため浅瀬へと多くの個体が接岸し、栄養を蓄えるため積極的にエサを追い回している。そんなルアーへの反応もすこぶる高い乗っ込みシーズンを楽しむため、4月上旬の早朝から釣友のボートで三重県・御座沖へと出船した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)
速巻きで良型グレヒット
まさに、この時は乗船者全員がラッキーヒットだと思っていたが、その後も速めのアクションで探ってくると、全員にゴンッゴンッと何かがアタってくる。
すると、ついに釣友の長岩さんがフッキングに成功。何とこちらも良型のグレ。「これは本当にまぐれなのか?」と思っていると、またもや田中さんに同様のアクションでグレ。これは完全にパターン化していることを確信した。
その後、何度とアタックやバラシはあったが追加には至らず。後ろ髪引かれる思いで昼すぎに納竿とした。
グレラバ
「タイラバでグレ!」。初めての経験ではあったが、後々調べてみるとグレラバと言って、すでにゲームとして確立されている地域もあるようだ。春の風物詩として認知されており、狙える時期も春先から6月までとまだまだチャンスあり。
釣れてくるのは、白子の入った良型のオスが多いとのことだ。知らない釣りがあるものだと、あらためて釣りの奥深さを再認識し今後もマダイ狙いの際は、気になる存在となった。
<週刊つりニュース中部版APC・橋本広基/TSURINEWS編>
御座沖