すっかり春らしい陽気となり、近海エリアでも釣果が上向いてきた。特に春の風物詩ともいえるマダイの活性が高く、産卵のため浅瀬へと多くの個体が接岸し、栄養を蓄えるため積極的にエサを追い回している。そんなルアーへの反応もすこぶる高い乗っ込みシーズンを楽しむため、4月上旬の早朝から釣友のボートで三重県・御座沖へと出船した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)
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御座沖でタイラバ釣行
三重県・御座沖における狙いの水深は、昨年度も好調だった水深70m付近からボートを流し、広範囲を探っていく。タイラバはヘッドのシンカー部分は底が取れる重さを基本に80~130gを使用。ヒラヒラと誘いに重要なネクタイ部分は、赤やオレンジを基本に数種類のカラーを準備した。
![御座沖タイラバ釣行で本命好捕【三重】想定外の好ゲストに良型グレが連発](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2024/05/240517_chubu_Part2205.jpg)
本命45cmマダイキャッチ
誘いのアクションは、着底と同時にリールを巻き始め、10~20m程度は巻き上げてくる。特にこの時期のマダイは、小魚を追い回している状況も多く、水深の半分程度でヒットすることもある。底付近だけでなく、アタリがない場合はさらに巻き上げ回数を増やし、しっかりとルアーを追わせてみる。
すると、早速私のロッドにコンッコンッコンッと金属的なアタリが伝わった。ドキドキと高鳴る鼓動を抑えつつ、冷静にリールを巻き続けるとフッキングに成功。ジィーーッとドラグを鳴らし、何度も鋭い突っ込みでファイトを楽しませてくれたのは、45cmクラスのマダイ。本命のキャッチに自然と笑顔がこぼれる。
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ニューターゲット登場
しかし、その後は全くの沈黙。そこで、場所を大きく変え水深40m前後に移動。魚探には30m前後で帯状の大きな反応が映しだされた。
ここでも期待感はあったが全くヒットせず。釣友の田中さんが半ば諦めムードでルアーを回収していると、何かがゴンッとヒット。「何や?何や?」と船上が色めき立つなか、強烈な引きで上がってきたのは、40cmオーバーの良型グレ。ラッキーヒットとはいえ、うれしいゲストだ。
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